ローランドは、音源やエフェクト、シーケンサー、サンプラーなどを備え、音楽制作におけるユーザビリティを高めたシンセサイザー2機種(「FA-06」、「FA-08」)を発売する。発売日は2月15日。価格はオープン。

FA-06(61鍵)

FA-08(88鍵)

「FA-06」および「FA-08」は、音楽制作に必要なシンセサイザー音源、レコーディング・システム(シーケンサー)、サンプラー、エフェクトなどを1台に凝縮した、ワークステーション型のシンセサイザー。これまでの曲づくりのワークフローをゼロベースで見直し、音楽制作のユーザビリティを大幅に向上。曲のアイデアを思いついた瞬間にどの状態からでも録音できるほか、ボーカルやギターなどのあらかじめ録音したオーディオ素材を活用し、スピーディーな楽曲制作を行うことができる。

また、PCを使った音楽制作では、本体で作った曲のアイデアをPCに素早く移行できる機能も搭載。音源モジュールのフラグシップ・モデル「INTEGRA-7」をはじめ、シンセサイザー「JUPITER-80」などに搭載された最新音源技術による「SuperNATURALサウンド」を内蔵していることに加え、即戦力となる最新の音色データやPCM波形素材を専用サイトから無償ダウンロードできるため、音色の拡張も自由に行える。

そのほか、このクラスのワークステーション型シンセサイザーでは初めて、16パートすべてでのマルチ・エフェクトが使用可能となった。さらに、16個のサンプル・パッドに楽器音や効果音などの素材や好みの楽曲をサンプリングして各パッドに割り当てることもできる。なお、同機種の録音メディアはSDカードを採用しており、インポートはWAV、AIFF、MP3、エクスポートはWAVフォーマットに対応している。