iPhoneやiPad上で、写真を手軽にリアルな水彩画に変換できるアプリ「Waterlogue」が話題になっている。

「Waterlogue」の画面イメージ

「Waterlogue」は、iOS7.0をインストールしたデバイス(iPhone、iPad、iPod touch)を使って、写真を水彩画風に加工することができるアプリ。このアプリが持つ本物の水彩画に近い風合いが話題となり、300円というiPhoneアプリの中では比較的高額の部類に入る価格にも関わらず、App Storeの有料アプリランキングで1位を獲得している(1月15日 13:30現在)。

また、同アプリの加工クオリティはクリエイターにとって見逃せないものだったようで、TwitterなどSNS上では、実際の業務に使えそうなレベルだと絶賛する声もあった。写真を水彩画のように加工するというプロセス自体は以前からあったものだが、そのクオリティの向上により、実際の制作の現場でも使えるレベルになってきたということなのかもしれない。

水彩画風の加工というとPhotoshopの水彩画フィルタを想像するクリエイターも多いかもしれないが、本家・アドビ システムズもつい数か月前、公式でPhotoshop CC専用のパワフルな水彩画風の加工を行うプラグイン「Adobe Watercolor Assistant」を無料で公開している。

加工前の写真

「Adobe Watercolor Assistant」の使用画面。水彩画を描く前の鉛筆画の下書きの状態だ

加工が終わった状態の完成画像

このプラグインでは、スケッチから水彩ウォッシュ、描き込みと実際の水彩画の描画工程をなぞるような形で加工を進め、ブラシで塗り込むように色の濃淡を調整できるのが特徴だ。Photoshop上で加工からその後の作業までワンストップで行うことができるため、本格的な加工に挑戦したい場面では威力を発揮しそうだ。マイナビニュースでは、同プラグインのレビューを掲載しているので、興味を持った人は参照してみてほしい。