今年も米国ラスベガスにて、IT/デジタル関連で世界最大規模を誇る展示会「International CES」が開催される。今年の会期は現地時間で1月7日から10日までの4日間。新年の訪れを告げる恒例イベントで、今年も多くの話題が期待できる。開幕前々日となる現地時間1月5日にも、公式プレビューイベントである「Unveiled」や、NVIDIAや東芝ら有力メーカーによるプレスイベントが開催されている。

ラスベガスで「International CES」が間もなく開幕

開幕前々日の恒例イベント、出展製品をちょこっとお披露目する「Unveiled」の会場となったMANDALAY BAY Hotel。今年も会場内は取材が困難なほどの来場者で溢れた

CESは、毎年この時期に開催されるIT/デジタル関連の定番イベントで、ラスベガス市内の巨大コンベンションセンターや大型ホテルなど複数にまたがる施設を使い、出展者も来場者も世界中から集める、同種のものでは世界最大の開催規模を誇る巨大展示会だ。マイナビニュースでは、今年も現地ラスベガスに記者を派遣し、レポート記事を随時お届けする。是非ご期待いただきたい。

「Unveiled」で注目の製品を少し紹介。詳細は追って続報を。まずはLenovoの薄型軽量Ultrabook「ThinkPad X1 Carbon」新世代機。北米では1月下旬の発売予定で、価格は1,299ドルから

新X1 Carbon最大の特徴が、ファンクションキーの列をソフトウェア表示のタッチパネルに変更したこと。通常のファンクションキーだけでなく、マルチメディアキーなど様々な表示に変更することもでき、設定しておけば利用中のアプリケーションにあわせて表示を自動変更することもできる

新X1 Carbonは従来機同様の14型のまま、解像度はWQHD(2,560×1,440ドット)まで対応した。さらに10点マルチタッチのタッチパネル

内蔵カメラを利用してジェスチャー操作も可能。ファンクションキーの変化とあわせて、かなりモダンな印象のThinkPadになっている

新X1 Carbonの各部の写真など。電源ポートが「OneLink Dock Pro」に対応している。ほか日本市場ではどうなるかわからないが、背面にSIMスロットも設置してあった。ちなみにディスプレイは180度開く安心のThinkPad仕様

プロセッサはHaswell世代で、バッテリライフは9時間以上

どちらもタッチ液晶モデルで、上が既存X1 Carbon、下が新X1 Carbonと重ねてみた。新X1 Carbonの薄さは19mm以下、重量は約1.3kgで薄型軽量化しており、見た目でも新X1 Carbonが薄く見える

NVIDIAは次世代SoC「TEGRA K1」を発表。クワッドコアのARM Cortex-A15をCPUコアとし、Keplerベースとなる192基のGPUコアを備える

ARMv8ベースのDenverコア2基を搭載するTEGRA K1の64bit版も開発中だ。まずは2014年上半期に32bit版を投入し、こちらはその後になる予定だそうだ

「TEGRA K1」でGPUがKeplerベースとなったことで、NVIDIAのTesla、GeForce、TegraのGPUアーキテクチャがスパコンからモバイルまで統一される

Unreal Engine 4も動かせるTEGRA K1と、PCゲーミング、新世代ゲーム機とのパフォーマンス比較のイメージグラフ