ということで、今度はモデルをしながらギタリストとして、さらにDTMなどの音楽活動を行っている東條真歩さんに音の違いを聴き比べてもらうことにした。

東條真歩さん

今回は東條さん自身にギターを奏でてもらおう

ギタリストでもある東條さんには、せっかくなので自らギターを奏でてもらうことにしよう。普段からアンプに親しんでいる彼女は、どう判断するのだろうか。ちなみに東條さんは普段、エレキギター用のアンプを使っており、アコギ専用アンプは使ったことがないという。好都合だ。

まずはエレキギター用のアンプでギターを演奏してもらう。ひと鳴らしして、「……はい」と、うなずく東條さん。

続いてAC-40だ。ギターを構え、弦に指を添えてひと鳴らし。

「あっ」

一瞬で表情が変わった。

すぐに音の違いに気づいた東條さん

「ぜんぜん違う!」

えっ、そ、そうでした!? 先ほどはある程度メロディーを弾いてもらったので、素人の僕にも音の違いをはっきりと判断できたわけだが、今回は本当にほんのひと鳴らしだけなので、さすがに一瞬すぎてよくわからなかった。

ぜひミュージシャンの皆さんには、エレキギター用アンプとアコギ専用アンプ「AC-40」の両方を使い分けてほしい

しかし、東條さんにはその一瞬で十分だったようだ。

「ハッキリ音が違いますね! 開放弦の響きが違うし、全体的にAC-40の方が音に奥行きがあります。ギターそのものの音がナチュラルに表現されている印象ですね。私は今までアコギ用のアンプを使ったことはなかったのですが、アコースティックギターを演奏するなら絶対にこっちだなって思いました」

うーん、やはりコメントが深い。当たり前といえば当たり前だが、ギタリストにとってはアンプの音の違いは大きな要素なのだ。

ギタリストにとってはもちろんのこと、素人の耳にもハッキリわかるほど厚みのある音が出せるアコギ専用アンプ「AC-40」。アコースティックギターならではの音にこだわるなら、真っ先に導入すべき機材といえそうだ。

今回の企画で僕もギターの音にちょっとだけ詳しくなった気がする。今後、コンサートなどでギター演奏を聴く機会があったら、アンプをチェックして"通"ぶっちゃおうかな!