「変わっちゃったな」と言われないための変化

新しいユーザー層を開拓する一方、以前からのユーザーにも気に入ってもらえるものを目指したと語る塚本氏

ThinkPad X240の法人向けモデルは10月16日から販売を開始しているが、日本を中心に要望が高かったフルHD(1920×1080ドット) 対応の高解像度モデルは、年内から年明け早々にかけて発売の予定だ。

塚本氏は、ThinkPad X240を「これまでのThinkPadが持っていた『父が使うPC(パパズPC) 』というイメージから脱却し、見た目を重視する若い人たちにも使ってもらえるイメージを持ったPCへと進化する。だが、『ThinkPadアトリビュート』を洗い直し、コアとなるのものはすべて継続した」とし、「変わっちゃったな、と言われないための変化を実現した」と位置づける。

会社が支給するPCではなく、ユーザーが選択して仕事に使うBYOD(Bring Your Own Device)の流れが加速するなかで、今回のThinkPadは、堅牢性、生産性、機能性といったビジネスPCとしてのThinkPadの進化に加えて、デザイン面でも個人が自慢したくなるThinkPadとして進化したものだといえそうだ。