これまで一部のオーディオファンには、Camera Connection Kitを使う方法で96kHz/24bitあたりのハイレゾ音源を再生できることは知られていた。FLACなどのフォーマットに対応したプレイヤーアプリも必要になるが、あわせて数千円程度の投資で賄える。
製品名のとおり、Camera Connection KitはiPad専用だが、それはiOS 6までの話。iOS 7からはiPhoneやiPod touchでも、USBオーディオ出力にかぎり利用できるようになった。
つまり、iOS 7以降のiPhoneでは、Camera Connection KitにDockケーブルを接続してUSB DACとつなげば、96kHz/24bitや192kHz/24bitといったハイレゾ音源を出力できる。DSDの出力をサポートしたアプリ『HF Player』もリリースされ、いよいよiPhoneでも本格的なハイレゾ再生が可能になったといえる。