安価なHaswell向けMini-ITXマザー

MSIの「H81I」は、H81チップセットを搭載するLGA1150向けのMini-ITXマザーボードだ。8,000円前後という低価格モデルながら、同社の品質規格「ミリタリークラス4」に準拠し、高効率・長寿命のDark Chokeなどを搭載。H87チップセット版の「H87I」からは5,000円ほども安く、コストパフォーマンスの高さが期待できそうだ。

MSIの「H81I」。LGA1150向けとしては最安クラスのMini-ITXマザーボード

USBポートの数がちょっと少ないが、グラフィックス出力は3端子揃えた

チップセットの仕様上、USB3.0もSATA3.0も2ポートずつとなるが、USB3.0はルネサス製のμPD720202コントローラにより2ポート追加(フロント×2ポート+リア×2ポート)。グラフィックス出力はVGA、DVI、HDMIを揃えており、廉価モデルながら、必要十分なインタフェースを備える。

最新の「Tri-X」クーラーを採用

AMDの新GPU「Radeon R9 280X」搭載グラフィックスカードには、今週はSapphireから新モデルが登場、発売となっている。同社からはすでに1モデルが発売されていたが、新しい2モデルはこの上位機種となるものだ。

「VAPOR-X R9 280X 3G GDDR5」は、ベース部にベイパーチャンバーを採用した「VAPOR-X」クーラーを搭載するモデルだ。バックプレートも装着しており、メモリや電源回路の冷却を強化。コアクロックは950/1,070MHzに高速化されているが、補助電源コネクタは8ピン×2となるので注意。価格は43,000円~45,000円前後だ。

Sapphireの「VAPOR-X R9 280X 3G GDDR5」。定評のあるVAPOR-Xモデル

ファンは2連装。出力端子はDVI×2、HDMI、DisplayPortを備える

最上位モデルの「TOXIC R9 280X 3G GDDR5」は、トリプルファンの「Tri-X」クーラーを搭載。ベイパーチャンバーやバックプレートに加え、10mm径の極太ヒートパイプなども採用されており、クロックは1,100/1,150MHzにまで高速化されている。DVI×2、HDMI、Mini DisplayPort×2という5端子を備えるのも特徴だ。価格は47,500円前後。

こちらは最上位モデルの「TOXIC R9 280X 3G GDDR5」。待望のTOXIC版

3連ファンを搭載。ヒートパイプの太さはなんと10mmもあるという

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