NTTドコモは25日、2013年度第2四半期の決算を公表し、営業収益が2兆1,990億円で前年同期比0.4%減、一方で営業利益が4,732億円で同0.4%増と、減収増益になったと発表した。

2013年度第2四半期の決算は減収増益となった

営業収益は2兆1,990億円(前年同期比83億減)、営業費用は1兆7,258億円(同比104億円減)となった

営業収益については、新規領域の拡大やXiサービス契約者の増加、スマートフォンの積極的な販売による収益増があったものの、月々サポートや、MOU減少などの影響により前年同期比83億減の2兆1,990億円となった。

一方、ツートップ戦略によるメリハリのある販売や、端末機器変化の削減、経営基盤の強化に向けたコスト効率化などによって、営業費用は前年同期比104億円減の1兆7,258億円と抑えられたことで、2013年度第2四半期の営業利益は前年同期比20億円増の4,732億円となった。

総販売数、スマートフォン販売数は減少したものの、Xi契約数、スマートフォン利用数は拡大した

総販売台数は13年度上期で1,047万台と12年度上期比137万減、うちスマートフォン販売数は13年度上期で632万台と同12万減となり、いずれも減少した。ただ、Xi契約数は今年9月末時点で1,640万契約に達し、昨年9月末時点と比較して1,040万契約と「順調に増加」(同社)しているという。スマートフォン全体の利用数は2,157万へと拡大した。

「dマーケット」などの独自サービスは順調に拡大。これらを含めた新領域収入は3,100億円規模となった

同社の独自サービスとして展開している「dマーケット」については、「dビデオ」「dアニメ」「dヒッツ」の契約数が700万(13年9月末時点)を突破し、その他のストアも含めた取扱高は13年度上期で270億円まで拡大した。また、これらを含めた新領域収入(金融・決済、コマース、メディア・コンテンツなど)は13年度上期で3,100億円となり、13年度期末の収入予想7,000億円に向けて順調に拡大を続けていると発表した。

同社は下期について、「充実したデバイス・ラインナップ」「技術力が支える信頼のネットワーク」「スマートライフを実現する多彩なサービス」などの同社の強みをフルに生かし、営業利益目標8,400億円に向けて事業を進めていくとしている。

(記事提供: AndroWire編集部)