ゲッコー・アンド・カンパニーは25日、シンガポール・Pirate 3D社製の低価格3Dプリンター「Buccaneer(バッカニア)」を並行輸入し、国内販売すると発表した。市販化に先駆けて同日より予約受付を開始しており、11月8日までに予約注文すると早割り特別価格の3万4,700円で購入可能。通常価格は5万4,700円。出荷開始は2014年2月27日予定となっている。

低価格3Dプリンター「Buccaneer」

使用イメージ

本製品は2013年5月に発表され、クラウドファンディング「KickStarter」にて143万ドル(約1億4000万円)もの資金を獲得した注目の3Dプリンター。本体価格347ドルという価格設定と、アルミニウム+スチールメッキのスタイリッシュなボディが特徴で、初心者でも直感的に操作できる3DCADソフト「Smart Objects」も付属する。このほか、専用ストアから同製品に3Dデータを直接送って出力できる"クラウド・プリンティング"も可能とのこと。

無線LANに対応しており、クラウド経由でコニュニティ参加やデータ操作ができるほか、スマートフォン、タブレットからも操作可能という。対応OSおよびデバイスは、Windows/Mac、Androidスマートフォン/Androidタブレット/iPhone/iPad。本体サイズは25× 25× 35cmで、3Dプリントサイズは15×10×12cm。プリント解像度は100ミクロン。造形材料はPLA(1.75mm)。

同社は英語を使って海外から直接製品を購入することに抵抗がある人、購入後の英語でのサポートのやりとりに不安のある人、初期不良や保証や修理の際の出費を避けたい人などを対象に、独自の保証サービスを付けて提供していくとしている。詳細は同社Webサイトまで。

「Smart Objects」イメージ

専用ストアからの"クラウド・プリンティング"も

MakerBot社の3Dプリンタ「Replicator 2」との機能比較表