KDDI(au)は10月24日、同社がスマートフォンユーザー向けに提供する「auスマートパス」のサービス拡充について発表した。同日都内で開催された記者説明会では、伊勢丹やH.I.S.などと提携し、会員限定の価値の高いサービスを提供していく方針が明かされた。iPhone向けにも「auスマートパス タイムライン」の提供を開始するという。
auスマートパスは、同社が月額390円で提供しているサービス。スマートフォンのコンテンツが使い放題になるほか、様々な会員特典が用意されている。2013年9月には会員数が800万人を突破した。記者説明会には、KDDI 代表取締役執行役員専務の高橋誠氏が登壇。同サービスについて、「Android端末ユーザーには99.7%、iOS端末ユーザーにも98.6%の高さで継続利用していただいている」とし、継続率の高さをアピールした。
auスマートパスについて、高橋氏は「いろんなラッキーがやってくる、をコンセプトに今後ともリアルな生活に密着した会員特典を提供していきたい」と語る。今回、同社では「日々のおトク」と「プレミアムな体験」という2つの側面からサービスを拡充していく。
日々のおトク
日々のおトクを実現するサービスとして、数多くの大手飲食店やコンビニエンスストアと提携する。具体的には、モスバーガーの期間限定新商品の割引や、東急ハンズ各店で利用できるクーポンなどを予定している。auスマートパス会員限定の特典は、常時50種類を用意していく方針だという。
高橋氏は「auスマートパスは月額390円のサービスなので、会員さまには1年間で5,000円くらい払っていただいている計算になる。お預かりした料金で、どんどんラッキーを演出していきたい」と説明した。
プレミアムな体験
プレミアムな体験を実現するサービスとして、三越伊勢丹、Origamiと3社提携する。高橋氏は「革新を目指す両社と提携して、スマホ時代の新たな消費スタイルを創出する」と説明した。具体的にはauスマートパスが窓口になり、Origamiの運営する次世代eコマースPFを通じて伊勢丹の商品にアクセスできるようになるという。