オフィス文書の編集に対応するクラウドストレージ「Google ドライブ」

「Google ドライブ」は大容量ファイルの交換やオフィス文書の編集に活用可能

単なるファイル保存に止まらないクラウドストレージサービスのアプリが「Google ドライブ」だ。ネットワーク上のストレージに各種データを保管できるサービスは他にも多数存在するが、「Google ドキュメント」が改称されて「Google ドライブ」となったという経緯もあり、本格的な文書編集機能を備えたファイル管理ツールとも言えるアプリとなっている。

フォルダとファイルをリスト表示

サムネイルで表示するモードもある

テキスト文書と表計算に使うスプレッドシートの2種類のファイルを新規に作成し、直接アプリ上で閲覧・編集できる。テキスト文書では文字入力以外に、フォントの色・種類・サイズの変更、ボールド・イタリックの字形変更、文字揃えや段組の調整が行え、スプレッドシートではさらに枠線の編集などもOK。プレゼンテーションに使うスライド文書も閲覧でき、ビジネスで必要となる文書の作成や資料の閲覧はこれで一通りまかなえるというわけだ。

テキスト文書はフォントの種類や字形などを変えられる。体裁を整えたビジネス文書の作成もOKだ

スプレッドシートでは罫線の指定も自由自在

もちろんオフィス文書に限らず、その他のPDF、画像、動画、音楽などのファイルをアップロードすることもでき、Googleアカウントに割り当てられているストレージサイズの範囲内で自由に利用可能。フォルダ分けして整理したり、個別のフォルダやファイルごとにアクセス権限を設定でき、特定のファイルへのリンクを他人と共有するといった機能もあるため、文書編集の機能は必要ないというユーザーでも、高機能なクラウドストレージサービスとして便利に活用できる。

指定したファイルをあらかじめ端末にキャッシュしておき、電波の届かない場所でも閲覧・編集できるようにする"オフライン"機能もある。仕事で移動が多い人や、Wi-Fiネットワークしか利用できないタブレットを外へ持ち歩くような場合でも、安心して利用できるのではないだろうか。

メールアドレスで招待したユーザーにアクセス権限を付与できる。作業範囲を考慮して編集も可能か、閲覧のみかを選択しよう

オフラインに設定したファイルは電波が届かない場所でも問題なく閲覧できる

(記事提供:AndroWire編集部)