ラトックシステムは10日、自作で楽しむPCオーディオキット「Audio kit」シリーズの新製品として、入門向けからパワーユーザー向けの3モデルを発表した。10月中旬から順次発売し、価格はオープン、店頭予想価格は7,980円より。

入門オーディオkit「REX-K1648U」

REX-K1648U

PCオーディオを自作で楽しみたいユーザーに向けた、入門キット。自作とはいっても基本的な構造は実装済みなので、PCとUSB接続するだけで使える。電源はUSBバスパワー。外部電源の接続やコンデンサ交換が可能。

音声は16bit・32kHz/44.1kHz/48kHzに対応し、出力インタフェースはヘッドホンとアナログ(RCA)。本体サイズは約W94.5×D72×H1mm、重量は約51g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6以降。店頭予想価格は7,980円。

ハイレゾ音源対応の「REX-K2496U」

REX-K2496U

PCとUSB接続するだけで使える中級USBオーディオkit。ハイレゾ音源を含む、24bit/16bit、96kHz/88.2kHz/48kHz/44.1kHz(2ch)に対応する。

USBコントローラーにはTI製「TAS1020B」、D/AコンバータにはWolfson製「WM8523」を採用。また、オーディオ専用の高精度水晶発振モジュールを、44.1kHz系と48kHz系で独立した2基を搭載。I2Sインタフェースにも対応し、好みのDAC基板へデータを伝送できる。

電源はUSBバスパワーで、外部電源の接続も可能。出力インタフェースはヘッドホンとアナログ(RCA)。本体サイズは約W94.5×D72×H1mm、重量は約54g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6以降。店頭予想価格は12,800円。

ハイレゾ音源/DSD音源に対応した上級者向けkit「REX-K24192DSDU」

REX-K24192DSDU

I2S/DSD信号を入力可能なDAC基板と組み合わせる、自作Audio上級kit。DSDF/DSDIFFフォーマットで保存された、DSD音源のネイティブ再生が可能なDoP方式に対応し、リニアPCMは24bit/16bitの192kHz/176.4kHz/96kHz/88.2kHz/48kHz/44.1kHzに対応。実装基板には、インピーダンスコントロール済みの4層基板を採用する。

この「REX-K24192DSDU」と組み合わせるD/Aコンバータkitとして、「REX-K1792DA1」を用意。DSD64/DSD128の入力に対応し、リニアPCMは32bit/24bit/16bit、192kHz/176.4kHz/96kHz/88.2kHz/48kHz/44.1kHz。D/AコンバータにはTI製「PCM1792」を採用し、I-V変換部のOPアンプで自分好みの音質にできる。出力端子はアナログ(RCA)。

REX-K1792DA1

「REX-K24192DSDU」の本体サイズ(コネクタ部を含む)は約W65×D101×H16mm、重量は約46g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.7以降。D/Aコンバータkit「REX-K1792DA1」の本体サイズは約W65×D140×H1mm、重量は約70g。