オーディオテクニカは10月10日、ヘッドホンアンプ「AT-HA22TUBE」「AT-HA90USB」を発表した。発売は11月15日。希望小売価格は、AT-HA22TUBEが50,400円で、AT-HA90USBが47,250円。

プリアンプ部に真空管を使用する「AT-HA22TUBE」

「AT-HA22TUBE」

AT-HA22TUBEは、プリアンプ部に真空管を、出力段にパワートランジスターを使用するハイブリッド方式のヘッドホンアンプだ。プリアンプには、チャンネル間のセパレーションを高めるため、L/Rチャンネル用に独立した真空管回路を搭載している。

最大出力は16Ω時が500mW×2、32Ω時が300mW×2、64Ω時が150mW×2、150Ω時が60mW×2、300Ω時が30mW×2(いずれも全高調波歪率10%)。32Ωで出力が20mWの際の全高調波歪率は0.25%以下。SN比は100dB以上、周波数特性は10Hz~100kHz(-3dB)だ。

アルミ合金製シャーシとダイキャスト製のフロントパネルにより振動を抑制。音響用コンデンサーなど厳選したパーツの採用により、解像度・忠実度を高めている。

入力インタフェースはアナログのライン1系統で、出力インタフェースはヘッドホン端子が2系統にラインスルー出力が1系統だ。2系統あるヘッドホン端子は3.5mmステレオミニジャック、6.3mmステレオ標準ジャックが1本ずつ。本体サイズはW105×D142×H79mmで、質量は約615gとなっている。

ハイレゾ音源に対応したUSBヘッドホンアンプ「AT-HA90USB」

「AT-HA90USB」

AT-HA90USBは、DACに旭化成エレクトロニクスのAK4396を使用したUSBヘッドホンアンプだ。対応しているサンプリング周波数は、44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz/176.4kHz/192kHz。オペアンプは新日本無線(NJR)のMUSESを採用。奥行きのあるサウンドを実現している。ボディには、不要な振動を避けるために剛性の高い亜鉛ダイキャストが使用されている。

入力インタフェースはUSBと本体に内蔵されてるいるマイクのみで、出力インタフェースは3.5mmステレオミニジャックのヘッドホン端子、光デジタル音声端子、ライン出力(3.5mmステレオミニジャック)をそれぞれ1系統ずつ装備する。

ヘッドホン端子からの最大出力は16~64Ω時が50mW×2、150Ω時が30mW×2、300Ω時が20mW×2(いずれも全高調波歪率10%)。32Ωで出力が20mWの際の全高調波歪率は0.004%以下。SN比は110dB以上、周波数特性は10Hz~90kHz(-3dB)だ。本体サイズはW80×D95×H24mmで、質量は約180g。