UQコミュニケーションズは30日、下り最大110Mbpsのモバイル通信サービス「WiMAX 2+」を10月31日に提供開始すると発表した。
WiMAX 2+は、2013年7月に総務省から20MHzの周波数の新規割り当てを受け、提供開始する高速モバイル通信サービス。通信速度は下り最大110Mbps/上り最大10Mbpsとなり、下り最大40Mbps/上り最大15.6Mbpsの現行WiMAXより、下り速度が大幅に高速化する。また、WiMAXとの互換性も確保される。
WiMAX 2+のサービスは、同時提供のau 4G LTEおよびWiMAX 2+対応Wi-Fiルータ「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」利用時で、WiMAXのみ利用できる「ノーリミットモード」、WiMAX 2+とWiMAXをシームレスに利用できる「ハイスピードモード」、auの4G LTEとWiMAX 2+を利用できる「ハイスピードプラスエリアモード」で展開。
このうち、ハイスピードプラスエリアモードでの通信量の合計が月間7GBを超えた場合、同月末まで通信速度が128Kbpsに制限される。また、ハイスピードモードでは2年間を超えると、月間7GBの通信量制限がかかる。ほか、直近3日間(当日除く)における通信量の合計が1GB以上となった場合、ハイスピードモードでは2015年4月以降に、ハイスピードプラスエリアモードでは混雑エリアにて、速度制限する場合があるという。
利用料金は、新料金プラン「UQ Flat ツープラス」を導入し、課金開始日を含む月の翌月を1カ月目とした24カ月間の2年契約で、4,405円/月。ただし、同社指定のWiMAX機器を新規契約した際UQ Flat ツープラスに加入すると、24カ月間525円/月が割り引かれる「UQ Flat ツープラスおトク割」が適用される。UQ Flat ツープラスおトク割を適用した場合、2年間は3,880円/月で利用でき、2年目以降は4,405円/月となる。
また、auの4G LTEを利用する場合、オプション料金として1,055円/月が必要となる。例えば「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」で、4G LTEとWiMAX 2+を利用する場合は、UQ Flat ツープラスおトク割適用時で4,935円/月となる。
なお、従来のWiMAXと同様、契約時には登録料3,150円が必要なほか、契約満了月または満了月の翌月以外で解約した場合は、利用期間により19,950円~9,975円の契約解除料が必要。
サービス開始時点の対応エリアは環状7号線(東京都道318号線)内。2013年度末には東名阪(東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県の一部、愛知県の一部、大阪府/京都府/兵庫県の一部)、2014年度末には全国主要都市へ拡大する予定。