米Microsoftは23日(現地時間)、米ニューヨークでプレスイベントを開催し、タブレット型のWindows PC「Surface」の第2世代製品を発表した。Windows 8.1 Proがプリンストールされる「Surface Pro 2」は第4世代Core i5(Haswell)プロセッサを搭載、大容量モデルのRAMが8GBになった。Windows RT 8.1の「Surface 2」はTegra 4プロセッサを搭載、ディスプレイがフルHD解像度になり、USB 3.0ポートを備える。どちらもキックスタンドの傾きを2段階で調整できるようになった。10月22日に米国、英国、オーストラリアなど21カ国で販売開始し、11月上旬に中国にも投入する。日本国内での発売は不明。
Surface Pro 2はCPUにIntel Core i5-4200U (Haswell、1.6GHz)プロセッサを搭載し、課題であったバッテリー駆動時間が約60%延びたという。64GB(4GB RAM、899ドル)、128GB(4GB RAM、999ドル)、256GB(8GB RAM、1299ドル)、512GB(8GB RAM、1799ドル)というラインナップになる。
その他のスペックは、10.6インチ(1920×1080)ClearTypeディスプレイ、720p HDカメラ(フロント/リア)、Wi-Fi (802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0、USB 3.0、microSDXCカードスロット、Mini DisplayPort、Cover対応など。本体サイズは10.81×6.81×0.53インチ(27.46×17.30×1.35センチ)で、重さは2ポンド(907グラム)。1024段階の筆圧を検出するSurfaceペンが付属する。
Surface 2は、Sufrface RTの後継となるWindows RT搭載タブレットだ。プロセッサはNVIDIA Tegra 4(1.7GHz)で、RAMは2GB。アプリがよりスムースに動作するようになり、ディスプレイがフルHD対応の10.6インチ(1920×1080)ClearTypeに進化したが、バッテリー駆動時間が最大10時間に延び、わずかに薄く軽量になった。
カメラはリアが5メガピクセル、フロントが3.5メガピクセル。ワイアレス機能は、Wi-Fi (802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0。インターフェイスは、USB 3.0ポート、microSDXCカードスロット、HDビデオ出力ポート、Coverポートなど。本体サイズは10.81×6.79×0.35インチ(27.46×17.25×0.89センチ)で、重さは1.49ポンド(676グラム)。初代と同じ32GBと64GBというラインナップで、価格は449ドルと549ドルとなっている。
アクセサリもアップデートされた。「Touch Cover 2」は薄く軽量になり、タッチセンサの向上によってタイピングに対する精度が増した。メカニカルキーボードの「Type Cover 2」はバックライト機能を備える。新アクセサリの「Wireless Adapter for Typing Covers」を利用することで、Typing CoverやTouch Coverを本体とワイアレス接続させられる。このほか2014年前半にドッキングステーション「Docking Station for Surface Pro」、バッテリーを内蔵したメカニカルキーボード「Power Cover」、USBカーチャージャー「Car Charger with USB」などを発売する。