9月9日(現地時間)、Microsoftは公式ブログ「Blogging Windows」で同社の開発者向けサービスであるMSDNと、ITプロフェッショナル向けサービスTechNet購読者に対してWindows 8.1 RTM(Release To Manufacturing version:製造工程版)版をリリースすることを明らかにした。当初Microsoftは、MSDN/TechNetによる配布を一般発売日と同じ10月18日にするとアナウンスしている。

同社のバイスプレジデント兼チーフエヴァンジェリストであるSteve Guggenheimer(スティーブ・グッゲンハイマー)氏は、「開発者やITプロフェッショナルとのパートナーシップを大切にするため、最善の方法を選択しました。(中略)10月18日の一般発売までに、アプリケーションの互換性をはじめとする検証時間が必要であることを認識しています」と公式ブログ「MSDN Blogs」の記事で延べた。

Windows 8.1の完成がアナウンスされたのは、8月27日(現地時間)であり、同社バイスプレジデントであるAntoine Leblond(アントニー・レブロンド)氏が当初「一般提供と同じタイミングでリリースする」とブログ記事で述べた内容は、本発表を受けて追記が加えられていた。

なお、サーバーOSであるWindows Server 2012 R2 RTM版も同時タイミングで公開され、公式ブログ「The Official Microsoft Blog」の記事では、開発環境であるVisual Studio 2013 RC(Release Candidate version:出荷候補版)版を公開したことを明らかにしている。

TechNetサブスクライバーダウンロードページ。日本語版をはじめとするWindows 8.1や言語パックがリリースされた

Windows 8.1のスタート画面。新たにいくつかのWindowsストアアプリが加わっている