日本ヒューレット・パッカードは29日、タブレットスタイルと液晶一体型スタイルの両方で使用できる新型PC「HP ENVY Rove20」を発表した。10点マルチタッチに対応した20型ワイドIPS液晶を搭載する。直販モデルは99,960円で同日発売。量販店モデルは9月6日より順次発売され、店頭予想価格140,000円前後。

HP ENVY Rove20

タブレットスタイルから液晶一体型スタイルへ

シンプルなデザインの本体にはバッテリが内蔵され、約4時間15分のバッテリ駆動が可能となっている。オールインワン(液晶一体型)スタイルでは、13~90度のチルトに対応。画面を傾斜させれば、その動きにスタンドが追随するので、スムーズに角度を調節できる。ジャイロセンサーは非搭載だが、画面回転ボタンにより90度ずつの表示を切り替えられる。サイズはスタンド使用時(13度傾斜)で約W506×D194×H314mm、タブレット形状時で約W506×D322×H36mm、重量は約5.6Kg。

ハードウェア面では、CPUにチップセットを一体化した超低電圧版Haswellを採用するほか、8GBのフラッシュメモリを内蔵したハイブリッドHDD、IEEE802.11ac(Draft)対応の無線LANを装備することが特徴。サウンドシステムは、同社Envyシリーズではおなじみの「Beats Audio」による前面デュアルスピーカー+サブウーファーを搭載する。

液晶一体型スタイル

タブレットスタイル

主な仕様は、CPUがIntel Core i3-4010U(1.7GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB(4GB×2)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、ディスプレイが20型ワイド液晶(1,600×900ドット、IPS、10点マルチタッチ)、ストレージが1TB ハイブリッドHDD(8GBフラッシュメモリ内蔵)、光学ドライブが非搭載、OSがWindows 8 64bit。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac(Draft)対応無線LAN、Bluetooth 4.0を搭載するほか、USB接続の10/100Mbps有線LANアダプタが付属する。インタフェースはUSB 3.0×3、マイク/ヘッドホン兼用、SDカードスロット、92万画素Webカメラなどを備える。

本体のハードウェア仕様は直販モデル、量販店モデルとも共通だが、量販店モデルにはUSB接続の外付けDVDスーパーマルチドライブとMicrosoft Office Personal 2013、30日間のHP何でも相談サービスが付属する。