最後にキャラクターライセンスビジネスだが、これはコニーやムーンといったLINEオリジナルキャラクターのグッズ販売などである。実はこれまで、LINEのグッズには明確なブランドネームが定まっていなかったのだが、今後本格的にライセンス事業に取り組むにあたり、「LINE FRIENDS」というブランドネームを正式に決定。今後はこの名前でブランドネームを統一し、世界に向けて展開していく予定という。
世界に向けての施策はこれにとどまらない。世界進出する上で壁となるのが、決済方法だ。現在、LINEで有料スタンプ等を購入する場合の決済はクレジットカードオンリー。しかし、アジア圏などの新興国ではクレジットカードが普及していない国もあり、そうした地域からはクレジットカード以外の決済方法を望む声が上がっているという。
これに応えて、LINEは新たに「LINE Web Store」を9月よりオープンさせる。これはスタンプやLINE連携アプリといった有料コンテンツを購入するためのプラットフォームで、クレジットカードだけでなくPayPalやプリペイドカード、キャリア決済、電子マネー決済など複数の決済方法に対応する。「LINE Web Store」はまず日本と台湾でスタートし、その後世界に向けて公開を進めていく方針だ。