富士ゼロックスは22日、同社が提供する中堅中小企業向けのセキュアネットワークアウトソーシングサービスに、安心で快適なネットワークの構築・運用を低コストで支援する「beat/active サービス」を追加し、8月27日から販売開始することを発表した。
企業にとってインターネット通信は、非常に重要なインフラの1つとなっており、安心・安全だけでなく、確実・快適につながることが重要視されている。特に中小中堅企業においては、利用状況やシステム管理の形態に応じたITマネジメントやネットワーク環境の構築が求められているが、投資や人材を十分に確保できないという課題も今だに残されている。
富士ゼロックスのbeat/active サービスは、従来の「beat/basic サービス」から継承した完全遮蔽型の強固なセキュリティ機能を踏襲しつつ、ネットワーク機能を強化した新しいサービスである。安全・確実、かつ導入しやすいネットワークサービスへのニーズを反映し、基本機能をセキュリティとネットワークに絞ることで、低価格化を実現した。さらに「beat-boxの多重化」「メッシュ型のVPN」といった新機能に対応することで、災害や障害に強く、快適なネットワーク環境を容易に構築することができるようになった。
beat/active サービスの利用に際しては、オフィスに専用のゲートウェイ装置「beat-box」を設置する。最大3台の多重化構成を採ることができ、万が一のトラブルが発生した場合でも、そのうちの1台が稼働していればインターネット通信環境を維持することができる。
メッシュ型VPNは、複数の事業所にbeat-boxを配置するだけで自動的に構築することが可能となる。beat-boxの多重化構成と組み合わせることで、事業所間の通信経路も自動的に分散し、快適で障害に強いネットワーク環境が実現できる。