オリンパス「OLYMPUS PEN Lite E-PL6」は、チルト可動式の液晶モニターを備えたミラーレスカメラだ。2012年に発売された「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」の基本デザインをベースにしながら、撮影機能のさらなる充実が図られている。その画質や使い勝手はどうなのか。実写レビューをお伝えしよう。
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オリンパスのミラーレスカメラは、ターゲットユーザーが異なる4つのシリーズに分かれている。上から順にいうと「OM-D」「PEN」「PEN Lite」「PEN mini」となる。今回取り上げるのは、このうちミドルクラスに位置する「PEN Lite」シリーズの最新モデル「E-PL6」だ。従来モデル「E-PL5」は2012年10月に発売されたので、それから1年経たずに実質的な後継機が登場したことになる。
まずは外観から見てみよう。ボディはE-PL5のデザインをほぼそのまま継承する。高さを抑えた横長の長方形スタイルで、手のひらに隠れるくらい小さい。ボディだけならポケットに入れることもできる。グリップは着脱式のものが付属。オプションのカラフルなグリップに交換することも可能だ。
前モデルからの外見上の変更点は、カラーバリエーションがシルバーとブラック、ホワイトの3色から、レッドが追加されて4色に増えたこと。今回試用したブラックのモデルは、デザイン上のアクセントとして新たにレンズマウントの付け根部分に赤い色が加えられている。
前モデルの魅力のひとつである自分撮り対応の液晶モニターは引き続き搭載する。可動の角度は上方向に約170度で、下方向に約65度。左右方向には動かないためカメラをタテ位置に構えた場合には可動の恩恵はないものの、ヨコ位置撮影に限れば、構図の自由度が広がるメリットは大きい。ローアングルやハイアングルからの撮影がスムーズに行える。また、上に最大角度まで開くことで自分撮りができ、家族や友人との記念写真の際などに重宝する。
液晶のサイズは3型で、ドット数は約46万ドット。ドット数はもの足りないが、視認性はまずまずといったところ。静電容量方式のタッチパネルに対応し、タッチした部分に素早くAFエリアを移動できるのは便利。タッチ操作でシャッターを切ったり、各種の設定を行うことも可能だ。
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