2013年度の事業運営方針について、デバイス面では「ツートップ戦略」、ネットワーク面ではLTE Xiの拡大拡充、サービス面ではdマーケット・新サービスの展開を行っていく。ツートップの販売状況について、Xperia Aは累計約110万台、GALAXY S4は累計約55万台を記録した。 Xperia AについてはNTTドコモ史上最速のペースで売れているとのことで、加藤社長は「お客様の高いご支持を獲得している」と語った。ツートップ戦略における効果として、スマートフォンへの移行が進み、フィーチャーフォンからのポートアウト数が減った。また、ドコモショップで機種の選択を迷うユーザーが減ったので、応対時間・待ち時間が短縮されたという。加藤社長は「8月の夏商戦本番に向け、さらにツートップを加速していきたい」と意気込む。

2013年度の事業運営方針について

ツートップ戦略により、2機種の販売が好調(写真左)。様々な面で波及効果も現れている(写真右)

LTE Xiサービスについては、基地局数が順調に拡大している。13年6月の実績で約3万局が吹いており、13年度末には5万局に拡大する方針だ。75Mbps対応基地局、112.5Mbps対応基地局も拡充される予定で、それに加え13年10月末には受信時最大150Mbpsのサービスを東名阪で開始する。加藤社長は「着々と準備が整っているところ」と評価しつつ「これに満足することなく、エリアの拡大を進めていきたい」とした。

LTE Xiサービスも拡充していく(写真左)。富士山でも7月11日からLTEサービスを開始している(写真右)

dマーケットの進捗についても報告があった。dビデオ/dヒッツ/dアニメストアの3ストア合計で700万契約を突破しており、dマーケット全体で取扱高は127億円(前年同期比3.1倍)に到達している。「おすすめパック」「あんしんパック」「nottv」などのスマートフォン向けサービスについても順次拡大していく方針だ。

dマーケットを拡張し、スマートフォン向けサービスについても拡大していく