米Intelは24日(現地時間)、同社製20nmプロセス世代のMLC NANDを内蔵し、高速な転送速度など高い性能を発揮しながら、消費電力を大幅に削減したコンシューマ向け新型SSD「Intel SSD 530」シリーズを発表した。東京・秋葉原のPCパーツショップなどでは、既に一部モデルのリテール品の販売が始まっている。

従来のIntel SSD 520シリーズと同等クラスの速度性能を備えているが、大幅な省電力化を実現している点が特徴。第4世代Intel Core "Haswell"との組み合わせで、省電力スリープ機能「DevSleep」も利用できる。製品は2.5型/7mm厚でSATA 6Gbpsインタフェースのモデルのほか、mSATAとM.2フォームファクタのモデルもラインナップする。最大容量は480GB。転送速度は全モデル共通でシーケンシャルリード540MB/秒、同ライト490MB/秒。MTBFも全モデル共通で120万時間。

各フォームファクタのモデルにおける主なスペック、消費電力の詳細は以下の表にまとめる。

形状 記憶容量 最大リード、ライト ランダム4KBリード、ライト
2.5型SATA 80/120/180/240/360/480GB 540MB/秒、490MB/秒 41,000K IOPS、80,000K IOPS
M.2 (80mm) 80/120/180/360GB 540MB/秒、490MB/秒 41,000K IOPS、80,000K IOPS
mSATA 80/120/180/360GB 540MB/秒、490MB/秒 41,000K IOPS、80,000K IOPS
形状 動作時平均電力 アイドル時平均電力 「DevSleep」利用時電力
2.5型SATA 140mW 55mW 200μW
M.2 (80mm) 140mW 55mW 200μW
mSATA 195mW 125mW 5mW