LINEは、同社が運営する無料通話・メッセージアプリ「LINE」において、18歳未満のユーザーによる「ID検索機能」の利用を全キャリアで制限すると発表した。制限は9月をめどに行われる予定で、青少年保護を目的としている。また、ID検索制限を受けて、「18歳未満のLINE禁止」というデマがTwitter上で広がっているが、LINEアプリの利用には制限がかからない。

LINE公式アカウントには、「LINE禁止」についての問い合わせが続いている。機能制限はあくまで「ID検索機能」のみで、アプリの禁止ではない

ID検索は、ユーザーが作成できる専用の「LINE ID」を検索することで、友だちのプロフィールを見つける機能。ウェブサイトやアプリにIDを公開し、見知らぬ人とLINE上で友だちになるケースが増加しており、18歳未満の利用について問題視されていた。制限は9月をめどに全キャリアのAndroidアプリで行い、その後、iPhone端末にも制限を拡大する予定としている。

なお、ID検索の制限は、今回が初ではなく、同社では2012年12月20日より、auのAndroid端末を使う18歳未満のLINEユーザーに対して「ID検索機能」の利用を制限している。