ソフトバンクグループと米Bloom Energyは18日、折半出資の合弁会社「Bloom Energy Japan株式会社」を設立したと発表した。資本金、資本準備金ともに10億円。Bloom Energy独自のエナジーサーバー(Bloomエナジーサーバー)を用いて、日本国内における持続的な電力の安定供給を目指す。

写真左:米Life Technologies本社の導入事例(1MW)、写真右:米Bloom Energy本社での導入事例(600kW)

Bloomエナジーサーバーは、複数の燃料を活用できる、クリーンで高効率、分散設置型の固体酸化物形燃料電池。Bloomエナジーサーバーの導入により、導入企業は自社敷地内で効率的に発電を行うことが可能となり、炭素の排出量を減らし水の使用量を抑えると同時に、エネルギーコストや電源停止のリスクも軽減できるという。このほど設立したBloom Energy Japanでは、Bloomエナジーサーバーからの発電による電力の供給、販売、またそれに伴う機器の輸入、設置などの業務を行う。

合弁会社設立にあたって、ソフトバンクの孫正義代表は「エネルギー業界において革新的リーダーであるBloom Energyと合弁会社を設立することができて大変うれしく思います。本合弁会社を通じてBloom Energyの革新的な技術を提供していくことで、ソフトバンクグループのクリーンエネルギー普及促進の取り組みをさらに強化していきます」とコメントしている。

ソフトバンクでは、今回の合弁会社設立により、Bloom Energy提供の分散型ベース電源と、これまで推進してきた太陽光発電や風力発電による再生可能エネルギーとの双方を提供していくことで、国内においてクリーンエネルギー普及促進の取り組みをさらに強化していく。