今年の夏モデルPCは魅力的な製品が盛り沢山で、選ぶ方としては目移りして困るほど。UltrabookはCPUの省電力化による長時間駆動や薄型軽量化、あるいはタッチ操作やタブレットへの変形機構などが注目点となるが、もうひとつ、液晶の解像度を高めて「美しい画面を楽しむ」ことをアピールする製品が出現している。東芝が2,560×1,440ドットの液晶を備えた「dynabook KIRA V832/28HS」で先行していたが、富士通は最新の第4世代Core iに解像度3,200×1,800ドットのIGZO液晶を採用した「KATANA(刀)」こと「LIFEBOOK UH」で追撃を開始した。
店頭販売モデル「LIFEBOOK UH90/L」についてはすでに試作機をもとにインプレッションレポートを掲載しているが、今回は直販サイト「富士通WEB MART」専用のカスタムメイドモデル「LIFEBOOK WU1/L」と2製品同時に性能評価も含めて試用する機会に恵まれた。噂のKATANAの"切れ味"はどんなものか、じっくりと試してみたい。
なお、直販専用モデル「LIFEBOOK WU1/L」のテスト機はCore i7-4500U、8GB メモリ、256GB SSDにアップグレードした構成となっている。店頭販売モデル「LIFEBOOK UH90/L」の仕様はCore i5-4200U、4GB メモリ、500GB ハイブリッドHDD。カラーは店頭、直販ともスパークリングブラック、サテンレッドの2色がある。以降、本レビューでは「LIFEBOOK WU1/L」と「LIFEBOOK UH90/L」をまとめて語る際に「KATANA」の愛称を用いることとする。
■[製品名] LIFEBOOK WU1/L テスト機の主な仕様 [CPU] Intel Core i7-4500U (1.8GHz) メモリ] PC3L-12800 8GB (8GB×1) [グラフィックス] Intel HD Graphics 4400 (CPU内蔵) [ディスプレイ] 14型ワイド液晶(3,200×1,800ドット、タッチパネル) [ストレージ] 256GB SATA6Gbps SSD [光学ドライブ] 非搭載 [サイズ] W329.9×D229.9×H9.2~15.5mm [重量] 約1.39kg [バッテリ駆動時間] 約11.0時間 [OS] Windows 8 64bit [直販価格] 199,580円(構成例、7月11日時点クーポン適用)
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