説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりが正しく理解していないこともあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneの箱、なにかいい再利用法は?」という質問に答えます。

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iPhoneは、細部まで考え抜かれたデザインが魅力のひとつです。それはiPhone本体はもちろんのこと、ソフトウェア(iOS/アプリ)やApp Storeなどのオンラインサービスにまで及びます。開封後は不要となる「箱」も例外ではなく、その高い質感は捨てるのが惜しくなるほどです。

iPhoneの箱は、硬い板紙で箱としての下地をつくり、その上に薄い化粧紙を貼りつけた「貼り箱」と呼ばれる種類です。1枚の紙や段ボールを組み立てただけの「組み箱」と比べると、丈夫なうえに質感が高く、贈答品や高級アクセサリのパッケージとして利用されます。そのため製造コストも高く、一説によると製造コストは1つ数百円もするそうです。

そんな高級箱、捨ててしまうのは惜しいですよね。せっかくですから、その高いデザイン性を生かした再利用を検討してもいいのではないでしょうか。筆者がいろいろ試したなかで、ベストワンは「ティッシュボックス」です。以下、試行錯誤した結果を参考までに紹介します。

iPhoneの箱は、いい感じのティッシュボックスに再利用できます!

  • 子ども用ポケットティッシュを使おう

基本的には、内箱にポケットティッシュを置き、その上に丸い穴が空いた内ブタをかぶせれば準備完了です。しかし、iPhoneの内箱に収まるポケットティッシュ選びには一工夫。路上で配っているタイプは、横幅があるためうまく収まりません。ひとまわり小さい子ども用を選びましょう。

子ども用ポケットティッシュなら、内箱にピッタリ収まります

  • iPhone 4/4Sより5がベター

iPhone 4/4Sの内箱には下駄の歯状の突起が2つあり、密着しているため取り外しできません。しかも高さが微妙で、ポケットティッシュを置くと内ブタがきれいにしまらないのです。iPhone 5の内箱にも、取り外しできないトレイが取り付けられていますが、こちらは高さの問題がありません。iPhone 5の箱がベターです。 

iPhone 4/4Sの内箱は、下駄の歯状の突起がジャマしてしまい、ポケットティッシュを置くと内ブタがうまく閉まりません

  • 使わないときは外箱をかぶせておける

外箱に内箱を重ねて使うのもひとつの方法ですが、ティッシュを使わないときは外箱をかぶせておくと、ホコリが立ちませんし、「iPhoneの箱」としての質感を維持できます。ただし、急ぐ場面ではジャマになるので、実用性を考えると……お好みでどうぞ。

使わないときは外箱をかぶせておくと、「iPhoneの箱」としての質感を維持できます