シグマクシス、Platform ID、日立システムズの3社は4月25日、ビッグデータを活用するマーケティングモデルを支援する「データ活用マーケティングモデル構築支援サービス」について、協業を開始することを発表した。

スマートデバイスやSNSの普及によって、消費者の属性情報に関するデータを用いたマーケティング手法が注目されており、それらのビッグデータを処理する技術と分析の環境を導入しようとする企業が増えている。

しかし、ビッグデータをマーケティングに活用するためには、戦略の策定からデータの取得方法、分析のノウハウとその蓄積、体制整備、システム構築、実際のオペレーションに至るまで、徹底的な再構築が必要だという。

今回の新サービスは、こうしたマーケティングモデルの構築をワンストップで支援するもので、3者の役割分担は、概ね以下のとおり。

データ活用マーケティングモデル構築支援サービスの構成

シグマクスは、ビジネスコンサルティングサービスのノウハウを生かして、戦略策定やプロセス・組織設計、パートナーとのアライアンス構築支援を行い、Platform IDは、同社が提供するプライベートデータマネジメントプラットフォーム「Xrost DMP」を用いて、企業が保有するデータと外部チャネルとの各種データの統合・分析を実現する。

そして日立システムズは、オープンイノベーションサービス「Smart Business Gateway」によるデータ処理・ブレンド技術を提供し、システムと連携させる。また、マーケティングモデルに伴う業務プロセスの構築や、システム構築・運用・サポートサービスを提供する。