米Googleは3月27日、Android用アプリ「Google翻訳」のバージョン2.6の提供を開始した。50言語のオフライン言語パッケージが用意され、インストールした言語はインターネットに接続していない状態でも翻訳可能になる。またカメラ入力機能が日本語、中国語、韓国語の縦書きテキストをサポートするようになった。

オフライン言語パッケージからオフラインで使用したい言語をダウンロードするには、アプリ・メニューから[オフラインの言語]に進み、各言語の横にあるピン・ボタンをタップする。言語パッケージはファイルサイズが大きく、日本語だと171MB。ダウンロードに使用するネットワークとストレージの残り容量に注意が必要だ。ダウンロードが完了すると、機内モードを有効にしている時やモバイルデータサービスの接続が安定しない時などでもオフラインで翻訳機能を使用できるようになる (音声入力にはインターネット接続が必要)。ただし翻訳性能は同じではなく、豊富なデータを参照できるオンライン翻訳に比べて言語パッケージの制限のあるオフライン翻訳は翻訳の精度が劣る。

アプリ・メニューの[オフラインの言語]からダウンロードする言語を選択。言語パッケージのファイルサイズが大きいため、標準で「ダウンロードにWi-Fiのみ使用」にチェックが入っている

「You can select offline language」の翻訳がオンラインだと「あなたはオフライン言語を選択することができます」であるのに対して、オフラインは「選択できオフライン言語」

カメラ入力は、カメラで撮影した単語や文章をテキストに変換して翻訳する機能。縦書きテキストも従来同様に撮影し、変換・翻訳したい部分を指でなぞると選択される。