GoodReaderは大きなファイルを開いても安定した動作に定評がある。また、複数のファイルを開いてタブで切り替えられるのもポイント。ファイル形式によって様々な表示・編集オプションがあるので、使いこなしてより機動的に活用しよう。

PDFの編集機能活用でペーパーレス化に貢献

GoodReaderはPDFの表示と注釈機能が大変充実している。iPhoneでPDFを利用するならGoodReaderひとつでほぼ用が足りるだろう。

  • 小さな画面でも見やすい工夫の表示機能

PDFの表示画面では、画面の中央付近をタップするとメニューバーの表示/非表示が切り替えられる。それぞれの機能は下記の通り。

(1)明るさ調整/(2)前のページに戻る(スライダやページ指定でジャンプした場合)/(3)テキスト表示(ページ内の文字だけをテキストファイルで表示)/(4)クロップ(余白を切り取って表示)/(5)検索/ページ移動/(6)左右スクロールロックのオン/オフ/(7)シェア(ファイル・注釈一覧のプリントや送信が可能)/(8)画面回転

クロップは、ファイルの見たいエリアだけを表示する機能。全ページに適用も可能だ。実際にファイルがトリミングされるのではない

検索/ページ移動ボタンの「GoTo Page」では、指定したページにジャンプ

検索/ページ移動ボタンの「Locations」では、ブックマーク/PDFの目次/記入した注釈一覧から目的の場所へジャンプできる。ブックマークの追加もここから

  • 画面を効率的に使うタップゾーン

画面タップでメニューの表示/非表示を切り替えるほか、タップする位置によって表示エリアの移動ができる。狭い画面を効率よく使おう。

(1)左端から上の段の右端へ/(2)前のページへ/(3)拡大した画面の水平移動/左へ(端まで行くと右へ戻る)/(4)メニューバーの表示/非表示(または3本指でタップすればどこでもOK)/(5)拡大した画面の水平移動/右へ(端まで行くと左へ戻る)/(6)次のページへ/(7)右端から次の段の左端へ

  • 注釈機能でメモにも最適

GoodReaderは注釈機能がとても充実している。打ち合わせメモを書類に書き込むように、PDFにメモやアンダーライン、図形やフリーハンド描画が可能だ。画面上の任意の文字列上、または任意の場所を長押しすると、注釈メニューが表示される。

(1)選択した文字列の辞書・Web検索/(2)注釈の追加/(3)マーカーライン/(4)アンダーライン/(5)アンダーライン(波線)/(6)打ち消し線/(7)校正/(8)打ち消し校正/(9)描画(直線・矢印・四角・円・フリーハンド)

記入した注釈をタップで再編集が可能。線の太さや色、透明度も編集が可能だ。タップ&ホールドで移動もできる