台湾ASUSTeK Computerは7日(現地時間)、ディスプレイ部分が分離してタブレットになる液晶一体型PC「Transformer AiO」を正式発表した。2012年6月のCOMPUTEX TAIPEI開幕前日のプレスカンファレンスでお披露目され、話題を呼んだ製品だ。

Transformer AiO P1801

「Transformer AiO P1801」の液晶サイズは18.4型。一見すると液晶一体型のデスクトップPCだが、ディスプレイ部分が分離して、タブレットデバイスとして二通りの利用ができる。一つは、本体と無線LANでつながったワイヤレスディスプレイとしてWindows 8を操作するモード、もう一つは内蔵されたNVIDIA Tegra 3システムによりAndroidタブレットとして単体で動作するモードだ。

サイズと重量は、液晶一体型としてはW466×D162×H267mm/6.5kg、タブレットとしてはW466×D18×H294mm/2.4kg。Androidタブレットモードには側面のボタンにより切り換わる。

液晶一体型PCとしての主な仕様は、CPUがCore i7-3770(3.40GHz)もしくはCore i5-3350P(3.10GHz)、Core i3-3220(3.30GHz)、チップセットがIntel B75 Express、メモリがDDR3-1600 4GB、グラフィックスがNVIDIA GeForce GT730M 2GB、ディスプレイが10指タッチ対応の18.4型液晶(1,920×1,080ドット)、ストレージが1TBもしくは2TB SATA HDD、光学ドライブがスロットイン式のDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8。

続いて通信機能がIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth V4.0、GigabitEthernet。インタフェースがUSB3.0×4、USB2.0×1、SDカードリーダー、サウンド入力/出力、HDMI出力、100万画素Webカメラなど。

タブレットとしての主な仕様は、CPUがNVIDIA Tegra 3、メモリがDDR3-1600 2GB、ストレージが32GB フラッシュメモリ、通信機能がIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth V3.0 EDR、OSがAndroid 4.1。