アップルが提供する電子書籍リーダーアプリ「iBooks」。そのアプリ内に設けられてた電子書籍ストア「iBookstore」において日本語コンテンツの取扱いがスタートした。これまで、普段から英語で読書をする人でない限り、「iBooks」を使う機会はまったくないか、PDFリーダーとして活用する程度のものだった。日本語コンテンツの配信開始で利用機会が増えそうないま、iBooksのリーダー機能について改めてみていきたい。
iBooksアプリを起動してiBookstoreに行くと日本語コンテンツが表示される。6日未明には、トップページに日本語コンテンツが表示されなかったが、見ればすぐにiBookstoreが日本向けのサービスであるということがわかるくらいに様変わりしている。そろえっているジャンルは、小説、マンガ、ライトノベル、実用書など様々であることがわかるはずだ。なお、ダウンロードしたコンテンツはiCloudを通じて、iPadなどの端末に同期もできる。家ではiPadで読み、外出時はiPhoneで続きを読むといったことが可能だ。
iBooksの機能
読者視点に立った場合、個人的にiBooksで最も役立つと思えるのは、辞書機能。読み進める間にわからない単語があったら、その箇所をロングタップすることで、辞書を呼び出すことができる。
このほか、読む本のジャンルによっては、重要な箇所にラインを引いたり、メモを残したいという人もいると思う。そのような場合にもiBooksなら対応できる。次のページでそれについてみていこう。