PFUは、第3世代Intel Coreプロセッサ搭載の小型組み込みPC「AR2000 モデル430H」を開発し、4月より出荷を開始することを発表した。

組み込みコンピュータを適用する工作機械や半導体製造/試験装置、医療機器など各種機器では、短TAT化やより複雑な処理に対応するための高機能化、高性能化ニーズが高まっていることに加え、機器の小型化にともなう組み込みコンピュータの省スペース化が求められるようになっている。こうしたニーズに対し同製品では、既存の「AR2000」シリーズのサイズを維持しながら、第3世代Intel Coreプロセッサファミリを搭載することで、高い処理能力を実現したほか、高速なデータ転送を実現するUSB 3.0ポート、2画面表示を可能にするデジタル画像出力(DVI)2ポートの搭載などを可能にしたという。

サイズは178mm×175mm×50mmで、温度、振動など厳しい環境にも耐える信頼性の高い設計を採用していることから、さまざまな設置環境に対応すると同社では説明。また、ストレージにはHDDのほか、高速で信頼性の高いSLC-SSDを選択することが可能。さらにCFastも搭載可能なほか、監視ソフトウェア「EmbedWare/SysMon」によって、ハードウェア(温度、電圧、ファン、HDD/SSD)の状態を、常に監視することができるという。

第3世代Intel Coreプロセッサ搭載の小型組み込みPC「AR2000 モデル430H」