日本マイクロソフトは1日、Windowsタブレット「Surface RT」を国内向けに発表した。発売は3月15日。価格は32GBモデルで49,800円。
「Surface」は、米国では2012年10月に発売されており、Windows 8のARM版であるWindows RTを搭載した「Surface RT」(499ドルから)、Windows 8 Proを搭載した「Surface Pro」(899ドルから)を揃える。日本では、2月25日に同社Webサイトで近日発表のティザーページが公開されていた。
国内向けには、Windows RTを搭載した「Surface RT」のみの販売となり、「Surface Pro」は予定次第発表という。薄さ3mmの専用カバーと、キーボード付きの専用カバーも合わせて発売される。
ハードウェアは米国版と同等。キーボードとOSが日本語化している点、商用利用できるOffice 2013 RT版を搭載する点が異なる。
ストレージ容量やカバー有無の違いで計4モデルをラインナップ。32GBモデルが49,800円、64GBモデルが57,800円、32GBのTouch coverモデルが57,800円、64GBモデルのTouch coverモデルが65,800円。
主な仕様は、プロセッサがクアッドコアのNVIDIA Tegra 3、RAMが2GB、ストレージ容量が32GBもしくは64GB、ディスプレイは10.6型(1,366×768ドット)。Office 2013 RT版も搭載する。
本体サイズはW275×D172×H9mm、重量は約675g。最大駆動時間は約8時間。
都内で開催された「Surface RT」発表会では、日本マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長が登壇。「ハードウェアの発売は初めて。洗練されてクールなSurfaceを発売できて嬉しい」とコメントした。
「パートナーと協力して進めることは変わらないが、バリエーションの1つとして出させてもらった。タブレットとしてもPCとしても利用でき、Word、Excel、PowerPoint、Onenote、Officeソフトも搭載してバリューが高い。春商戦向けに、1,000以上の販売店で取り扱う予定」(樋口氏)
マイナビニュースでは、発表会の詳細を別途レポートする予定だ。
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感圧キーボードのタッチカバー(シアンブルー)付き「Surface RT」を掲げる日本マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長 |
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