ソニーは2月27日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-TX30」を発表した。発売は4月5日で、価格はオープン。推定市場価格は35,000円前後となっている。

カラーはオレンジとシルバーの2色をラインナップ

防水・防塵性能、耐低温性能、耐衝撃性能を備えるタフネスモデル。2012年2月に発表された従来モデル「DSC-TX20」で水深5mまでの対応だった防水性能を強化。水深10mで60分までの撮影が可能なJIS/IEC保護等級(IPX8)相当となったほか、マイナス10度までの耐低温性能や、1.5mからの落下に耐える耐衝撃性能を備えている。

タフネス性能が向上しながらも、ボディの厚さは15.4mmとなり、DSC-TX20の17.9mmよりスリムになった。

アウトドアシーンでの活用が想定された本機ならではの機能として、新たにマクロモード「拡大鏡プラス」を搭載。最大撮影倍率15倍で、最短1cmまでの接写が可能。ボディ前面に備えられたLEDライトで、被写体に接近しても明るさを確保できるのも特徴だ。

アウトドア向けの装備として、背面に有機EL方式のモニター(タッチパネル式)を搭載。高輝度・高コントラストで、屋外の明るい環境でも撮影画像を確認しやすい。モニターの表示画素数は約122.9万ドットとなっている。

そのほか、光学ズームが5倍ながら10倍相当まで画質劣化を抑えられる「全画素超解像ズーム」や、撮影シーンを自動認識してカメラまかせで撮影できる「プレミアムおまかせオート」、手軽に印象的な写真を撮影できる「ピクチャーエフェクト」、ポートレートのレタッチを行える「ビューティーエフェクト」などを備える。

主な仕様は、撮像素子が有効約1,820万画素の1/2.3型Exmor R CMOS(裏面照射型)で、レンズが焦点距離26~130mm(35mmフィルム換算時)の光学5倍ズーム、開放F値がF3.5~F4.8、対応感度はISO80~ISO12800となっている。

記録メディアはメモリースティック マイクロ(Mark2含む)、microSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約48MB)が利用可能で、記録形式は静止画がJPEG(2D)、MPF(3D)、動画がAVCHDおよびMP4、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)/60iとなっている。

サイズはW96.4×D15.4×H59.3mm、重量は本体のみで約125g、バッテリーとメモリースティック マイクロを含む状態で約140gだ。

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