CPUは十分強力、ゲームならグラフィックスカード追加がオススメ

実際のパフォーマンスだが、Core i5とはいえその実力は十分で、Windowsエクスペリエンス インデックスはプロセッサが7.7、メモリが7.9と非常に高い値を示している。3Dmark VantageのCPUスコアも18000以上と、上級機にも引けを取らない水準だ。

Core i5でもCPUは7.7と非常に高い値を示している
BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 25.1fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 756
3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット
3Dmarks P1900
GPU SCORE 1464
CPU SCORE 18119
CINEBENCH R10 64bit
Single CPU 6299(2分20秒)
Multiple CPU 22027(0分40秒)

一方、グラフィックスについてはCPU内蔵機能のHDグラフィックス 2500を利用しているので、このままでゲームを楽しむにはやや厳しいものがある。ブラウザ上で動作するミニゲームなどであれば問題はないが、3Dグラフィックスを用いたタイトルの場合、リリースから相当の時間が経ってこなれているものでない限り、スムーズな描画を得ることは難しいだろう。

ただし、BTOオプションでGeForce GT 620を追加することができる。これを搭載すれば、2Dグラフィックス中心のRPGや、定番の3Dゲームを1280×720ドット程度の解像度で楽しむのであれば、実用的な性能を得ることができるだろう。また、本機にはPCI Express x16の空きスロットが用意されているほか、オプションで500Wまたは700Wの大容量電源を選択することも可能なので、あらかじめ容量に余裕のある電源ユニットを選んでおけば、将来より高い性能が必要となったときにハイスペックなグラフィックスカードを追加できる。

PCI Express x16スロットは空いているので、グラフィックスカードの追加搭載が可能

本体は幅180×奥行き382×高さ373mmでタワー型PCとしてはコンパクトだが、フロントアクセス可能なベイは3.5インチ、5インチベイそれぞれ1つずつ空きが用意されている。USBポートもUSB 3.0が前面×2、背面×2ポート、USB 2.0が背面×6ポートと、計10ポートの充実ぶりだ。

前面USB端子はUSB 3.0に対応 5インチ×1、3.5インチ×1のフロントアクセスが可能なベイを用意
背面の拡張端子群

PC本体とフルHD液晶ディスプレイ、Officeがセットで約8万円という価格はそれだけでも魅力的だが、本機の場合はPCとしての基本性能に加え、将来に備えた拡張性を十分備えているのが特徴となっている。Windows 8やOffice 2013の登場にあわせて、マシンを1台新調したいというニーズに対して有力な選択肢となるだろう。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 Lm-iH531B-P22L-A2
CPU インテル Core i5-3470
メモリ 8GB PC3-12800 DDR3
HDD 500GB SerialATAIII
チップセット インテル H77 Express
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス インテル HDグラフィックス 2500
OS Windows 8 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インタフェース USB 3.0×4(前面×2、背面×2)、USB 2.0×6(背面×6)
サイズ W180×D382×H373mm
ディスプレイ iiyama製 ProLite E2278HD
価格 79,800円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2013/2/19(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

マウスコンピューター/G-Tune