外部アプリとの連携機能
もう一つ、カカオトークの特徴的な機能が外部アプリとの連携機能だ。
たとえばトーク中に電車の乗換時刻について尋ねられたとする。普通なら別のアプリで調べた後、その結果をトークに書き込むなりするのだろうが、カカオトークの場合はちょっと違う。
トーク画面で右に向かってスワイプすると、左からメニューがニュッと出てくる。ここにある「トークPlus」が外部アプリとの連携機能だ。今回は「Y!乗換案内」で電車の時刻を調べることにしよう。
アイコンをタップすると「Y!乗換案内」アプリへジャンプするので、そこで電車の時刻を調べる。このとき、出てきた結果をタップすると一番下に「カカオトークへ送信」というボタンがあるので、タップしよう。
すると、乗換案内の結果がトーク画面に自動的に貼り付けられるのだ。このように、トーク中に様々な外部アプリ機能を使えるのが、カカオトークの利点である。
ブロックするとどうなるのか
無料通話&チャットアプリには必ずブロック機能がついており、嫌な相手はどんどんブロックしてしまって問題ない。ブロックしたことは相手には伝わらないため、知っている人が相手でも気まずくなることもない。
ただし、LINEやcommにはブロックに関するある問題がある。
一度ブロックした相手を解除した場合、ブロック中に相手から送られたメッセージが既読にならないため、その間ブロックしていたということが伝わってしまう恐れがあるのだ。 その点、カカオトークには「既読」表示がないため、ブロックと解除をいくら繰り返しても問題にはならない。既読表示とブロックのやりやすさのどちらを重視するかでアプリを選ぶのも一つの考え方だ。
よくLINEと比較されがちなカカオトークだが、無料通話とトークというコミュニケーション部分に特化しているという点では、むしろカカオトークの方が初期のLINEのコンセプトに近い進化を遂げているといえる。
5人までのグループ通話やトーク中の外部アプリ連携、さらに既読問題の解消など、かゆいところに手の届く機能がほしいなら友だちを誘ってカカオトークを始めてみるのもいいだろう。
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