IPS液晶の採用で広視野角・高発色
液晶は10.1型で、解像度は1,366×768ドットだ。視野角の広いIPS液晶を採用しているため、タッチスタイルにして本体を縦に持って使う場合でも、見にくくなるようなことはない。光源はLEDバックライトで、輝度は350cd/m2と高い。発色も鮮やかで、コントラストも高く、視認性は良好だ。タッチパネルは5点マルチタッチ対応で、精度も高く、Windows 8の新UIで多用されるエッジスワイプなどの操作も快適に行える。
本体がコンパクトで薄いため、本体の搭載インタフェースは必要最小限で、Micro USB 2.0とMicroHDMIポート、ヘッドホン/マイク端子、microSDカードスロットのみだ。ただし、MicroHDMI-VGA変換コネクタやMicroUSB-USB変換コネクタが付属しているので(試用機にはMicroHDMI-VGA変換コネクタのみ付属していた)、VGA入力しか備えていないプロジェクタなどへの出力も可能だ。
センサー類は充実しており、照度センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、電子コンパスを内蔵している。本体には電源ボタンと回転ロックボタン、音量ボタンが用意されており、画面ロック/ロック解除や音量調整を素早く行える。また、前面には200万画素カメラ、背面は800万画素カメラが搭載され、ビデオチャットなどに利用可能だ。
キーボードドックと合体することで最大約18時間の長時間駆動
キーボードドックはその名の通り、単なるキーボードではなく、インタフェースやバッテリを搭載していることが特徴だ。キーボードドックのインタフェースとしては、右側面にUSB 2.0を備えている。
タブレット単体でのバッテリ駆動時間は最大約9時間で、キーボードドックに装着することで2倍の最大約18時間まで延びる(バッテリ持続時間の実測値は後述)。タブレット単体でも十分に長いバッテリ駆動時間だが、キーボードドックとドッキングさせれば、1泊程度の出張ならコンセントの心配は不要だろう。
ACアダプタもコンパクトで、実測で107gと軽いことも評価できる。また、キーボードドックとドッキングしたまま収納できる、キャリングケースが付属しているのも嬉しい。
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