5万円台でピュアにWindowsが使える強み
さて、タブレットというカテゴリの話になると、対抗馬にはiPadやAndroid搭載機も含まれてくる。本機はタブレットという形状をしているが、Windows 8を採用したPC、しかもビジネス向けに開発された製品だ。よって、iPadやAndroid Tab搭載機では完全互換とはいえないOffice関連ファイルの閲覧・編集も、純正Microsoft Officeの導入によってスムーズに解決できる。
また、Windows 8を採用したタブレットPCの中では、標準構成で54,980円という低価格もかなりのアドバンテージだ。Windows 8搭載タブレットのボリュームゾーンは80,000円前後であることを考えると、挑戦的な価格といえるだろう。「Latitude」シリーズに属する製品を個人向けに販売するということからも、デルの本機に対する期待というものがうかがえる。
確かに、着脱可能なキーボードが付属するなど、特別なギミックが施されているわけでもない。しかしながら、堅実にスタンダードな作り込みを行っている本機は扱いやすい。ハッキリ言ってしまえば、Windows 8はタッチパネルを搭載するタブレットデバイスでこそ真価を発揮する。本機であれば、低コストでWindows 8という最新OSを、そしてタブレットという最新のデバイスを手にすることができる。
製品名 | Latitude 10 |
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CPU | Intel Atom Z2760(1.80GHz) |
メモリ | DDR2-800 2GB |
ストレージ | 64GB SSD |
グラフィックス | Intel Graphics Media Accelerator(CPU内蔵) |
ディスプレイ | タッチ対応10.1型ワイド(1,366×768ドット) |
ネットワーク | IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0 LE |
インタフェース | USB×1、microUSB×1、miniHDMI、ヘッドホン出力/マイク入力×1、SDカードスロット×1 |
カメラ | 背面800万画素、前面200万画素 |
サイズ/重量 | W274×D176.6×H10.5mm/658g |
OS | Windows 8 32bit |
直販価格 | 54,980円~ |