Microsoftは1月8日(現地時間)に、SkyDriveに関する情報を定期的に発信しているMicrosoftの自社ブログ「Inside SkyDrive」の記事で、SkyDrive.comの新しい機能を解説した。HTML 5ベースの改良で、UI(ユーザーインターフェース)の見直しや、タッチ操作を備えたデバイスへの対応、ドラッグ&ドロップの改善を行ったという。

SkyDriveのファイルの共有機能は、FacebookやTwitterといったSNS/ミニブログや電子メールを使用できるが、これらの操作性を向上させるため共有アクセス許可設定を一カ所からすべて行うように、UIを見直したと記事を投稿したSkyDriveグループのプログラムマネージャーであるOmar Shahine(オマル・シャヒーン)氏は述べている。記事に掲載された画面を確認すると、新たにLinkedInが選択可能になっている。

タッチ操作に対応したコンピューターとWindows 8でSkyDrive.comにアクセスすると、ファイルやフォルダーを左右にスワイプ(項目を短くスライドするジェスチャー操作)することで選択、もしくは選択解除が行えるようになったという。Windows 8の普及にまい進する同社の姿勢を鑑みると、タッチジェスチャーによる操作は今後も随時対応していくだろう。

ドラッグ&ドロップのサポートは、これまでWebサービスの枠にとどまっていたSkyDrive.comが、今後進化する可能性を感じさせる。今回の改良で表示形式に関わらずファイルやフォルダーをドラッグ&ドロップで移動可能になり、エクスプローラー風の操作が可能にした。これらの改良は既にSkyDrive.comへ反映されており、Shahine氏が解説した新機能はすべて動作を確認できた。

ファイルやフォルダーの共有画面からは、現在の共有設定を一目で確認できる。また、共有相手がMicrosoftアカウント使用時は、アイコンやユーザー名も表示される

画面上でファイルやフォルダーを左右いずれからスワイプすると、選択/選択解除が行える(画面は公式サイトより)

ファイルやフォルダーのドラッグ&ドロップによる移動をサポート。エクスプローラー風の操作が可能になった