IdeaCentre Horizon

IdeaCentre Horizonは、AIOっぽい27型のマルチタッチ液晶を備える"テーブル"PCで、巨大な"タブレット"PCという紹介もある変わった製品。厚さは1インチちょっとと、かなり薄型で、内蔵バッテリで2時間の独立駆動ができるが、本体重量は8kgを超えるので、持ち歩きは考えないほうが良いだろう。

これはテーブル脚に乗った状態の「IdeaCentre Horizon」

本体の内蔵スタンドで一体型デスクトップとして利用できるが、オプションの"テーブル脚"が何種類か用意されており、それらを組み合わせることでテーブル型のパソコンとして利用できる。OSはWindows 8だが、ほかテーブルPC時に最適化した独自UI「Aura」を採用しており、使い勝手はちょうどマイクロソフトが過去に提案していた「Surface」(現在のタブレットになる前の、ビル・ゲイツが現役だったころのSurfaceのコンセプト)のようなイメージだ。

テーブル脚のオプションは、まさにテーブル状になる4脚のものなど複数の種類があるようだが、このように角度が付けられるものを利用すれば、サイネージっぽくなる

ホッケーゲームで対戦するデモを披露していた。画面上に映ったパックを、オプションのスマッシャーで打ち合って遊んでいる

主な標準スペックは、ディスプレイは27型フルHD(1920×1080ドット)液晶で、10点マルチタッチに対応。OSはWindows 8 Proで、CPUはIvy Bridge世代のIntel Core i7、GPUはNVIDIA GeForce GT 620M 1GB、メモリは最大8GBのDDR3、ストレージは最大1TBのHDDまたは64GBのSSD。ほかBluetoothとIEEE802.11b/g/n、HDMI出力、HD Webカメラなども内蔵。

発売時期は今年の夏ごろで、価格は構成によるが北米市場の価格で1700ドル程度になるそうだ。

なお、CES 2013での同社の新製品については、開幕後により詳細に会場取材レポートをお届けする予定だ。