台湾ギガバイトは4日、Windows 8搭載PCを日本市場向けに発売すると発表した。まず第1弾として、ディスクリートGPUを搭載するハイスペックな14型Ultrabook「U2442」をサードウェーブデジノスを通じて販売する。これに合わせて都内で製品発表会を開催。日本向けノートPC事業を担当するサブリナ・チョウ(Sabrina Chou)氏が製品について紹介を行った。

ハイパフォーマンスUltrabook「U2442」

サブリナ・チョウ(Sabrina Chou)氏

まずチョウ氏は「現在の生活スタイルは、ビジネスでもプライベートでもモバイルPCを積極的に活用しているが、性能的に物足りないと思っている人もいるのではないか」と現状のモバイルPCの課題を述べる。

その上で今回、「オンにもオフにも頼れる味方」をコンセプトに、薄型・軽量化を図りつつもハイパフォーマンスを目指した製品を日本向けに展開する。

「U2442」は、CPUにIntel Core i7-3517U(1.9GHz/TurboBoost時3.0GHz)を採用するほか、ディスクリートGPUを搭載。NVIDIA GeForce GT 650Mを搭載する「U2442V」とNVIDIA GeForce GT 640Mを搭載した「U2442F」の2モデルを展開する。同社の行ったベンチマークテストでは、内蔵GPUと比べてNVIDIA GeForce GT 640Mではおよそ2.8倍、NVIDIA GeForce GT 650Mではおよそ3.4倍のパフォーマンスの差が出たという。

U2442

GPUによるパフォーマンスの比較

高いスペックを備えた製品では熱が気になるところだが、同社独自の「ダブル通気設計」を採用することで、最厚部20.8mmの薄型ノートながら熱による問題を解決している。

独自の「ダブル通気設計」を採用することで薄型モデルながらハイスペックを搭載

ストレージは128GB SSD、128GB SSD+750GB HDD、128GB SSD+1TB HDD、256GB SSDから選択が可能で、このほかにもメモリは4GBまたは8GB、OSはWindows 8 64bit版、もしくはWindows 8 Pro 64bit版から選ぶことができる。

インタフェースも「他社の薄型ノートではインタフェースを犠牲にしがちだが、ビジネスでも活用するには、インタフェースが充実していた方が便利」(チョウ氏)だとして、薄型ノートでは省かれがちな10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LANやD-subをはじめとして、USB 3.0×2、USB 2.0×2、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、カードリーダなどが搭載されている。

ストレージにはSSDや大容量HDDの選択も可能

豊富なインタフェースを搭載

会場ではNVIDIA GeForce GT 650Mを搭載する「U2442V」による「Call of Duty Black OPS 2」のデモも行われた。アンチエイリアスを解除した状態で、ときおり60fpsが確保されており、Ultrabooktとは思えないほどのハイパフォーマンスを備えていることが示された。

ボディにはアルミを使用。天板にはヘアライン加工が施されている

左右の側面にはインタフェースを配置

背面には排気孔を配置

キーボードはバックライト搭載

「Call of Duty Black OPS 2」のデモ。ときおり60fpsでの表示も

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