マカフィーは28日、「Web検索サービスから個人情報を狙うサイバー犯罪者たち」と題した記事を公式ブログに掲載。検索サービスを利用して悪質なソフトウェアを配信していることに改めて注意喚起を促している。

ブログでは、世界全体でひと月あたり1,310億回ものWeb検索が行われており、検索エンジン側では、注目度やリンクの評価、使用デバイスの種類など様々な要素を活用してユーザーに役立つ情報を提供する一方、犯罪者は逆にこれらを利用する形で70万件を越えるWebサイトでマルウェアを配布。ユーザーから個人情報や金銭を盗み出そうとしているとして注意喚起を促している。

その上で、ユーザーが検索エンジンを行うべき対策として、四つの基本的な項目を掲げている。



疑ってみる: 無料素材や、話がうま過ぎるサービスへのリンクは、疑ってかかる必要があります。
用心する: 人気のトピック、有名な写真や動画の検索は、サイバー犯罪者にとって絶好の標的になります。
URLをチェックする: タイポスクワッティング(よくあるスペルミス。ユーザーを偽サイトにダイレクトするためによく悪用されます)、また期限切れのドメインも、ユーザーをインターネットのダークサイドに誘導することがあります。
自己防衛する: 安全にネットサーフィンをするためのツールをお奨めします。安全な検索プラグインが組み込まれた最新の包括的セキュリティソフトを、所有するすべてのデバイスで利用してください。またデバイス上では、最新バージョンのオペレーティングシステムとブラウザーを使っていることを確認してください。