米Microchip Technologyは、同社のmTouchタッチセンサ製品ポートフォリオに、投影式静電容量タッチセンサや近接検出、目標探査、触覚フィードバックなどの機能を追加したコントローラのターンキーソリューション4製品を追加したことを発表した。

「MTCH6301」は投影式静電容量タッチセンサで、マルチタッチ式のタッチスクリーンコントローラに加えてジェスチャー認識をサポートする。また、自己キャパシタンスと相互キャパシタンスの両方式のタッチスクリーン/タッチパッドに対応し、最大10箇所のマルチタッチと11種類のジェスチャーを認識する。

「MTCH101」および「MTCH112」は省パッケージで、最大8型の近接検出機能が追加されたものである。省電力性にも優れ、消費電流は5μAに抑えられている。またノイズ対抗/除去回路が搭載され、I2C経由で単独動作が可能である。

「MTCH810」はImmersionのTouchSence触覚フィードバックのライセンスを受けた製品であり、容量式タッチボタンやスライダーに最大14種類の異なる触覚を簡単に追加できる。1chの触覚ドライバ出力を搭載し、I2C Slaveとして動作する。

なお、MTCH6301は44pinのQFN/TQFPパッケージで提供され、1万個発注時の価格は1個あたり1.86ドルから。MTCH101は6pinのSOT-23パッケージで、MTCH112は8pinのSOIC/DFNパッケージで提供され、どちらも1万個発注時の価格は1個あたり0.25ドルから。MTCH810は3mm×3mm角の8pin DFNパッケージで提供され、1万個発注時の価格は1個あたり0.87ドルからとなっている。

投影式静電容量タッチセンサ「MTCH6301」(左)と「MTCH810」(右)のイメージ