日立コンシューマエレクトロニクスは7日、スマートフォンやタブレットと連携できる小/中会議室向けの液晶プロジェクターを3モデル発表した。11月15日より発売し、価格はオープン。

「CP-X4015WNJ」「CP-X3015WNJ」「CP-WX3015WNJ」

小/中会議室向けのスタンダードプロジェクター。スマートフォンやタブレット端末からワイヤレスでプロジェクターを操作できるアプリ「Projector Quick Connection」に対応する。マルチ表示モードでは、写真やドキュメントなどを4画面同時に出力可能。

ネットワーク経由で最大12台のプロジェクターを同時に操作できる「マルチプロジェクター機能」を搭載。1つのプロジェクターに最大50台までのPCを接続し、任意のPCをモデレーター(司会者)に設定することで、モデレーターが端末を選択して表示する「モデレーターコントロール機能」を備える。

省エネモードは、ランプの電力を制御する「Image Care」技術を応用した「セーバーモード」と「インテリジェント・エコモード」。「セーバーモード」では、設定した時間を超えて映像信号に変化がなかった場合、ランプの明るさを自動的に下げる。「インテリジェント・エコモード」では、投写映像の明るさに応じてランプ出力を自動調整する。この2つの機能を同時に使用することで、消費電力を最大50%削減できるとしている。

そのほか、清掃間隔を5,000時間に延ばした「ハイブリッドフィルター」の採用、罫線や地図の画像などを内蔵する「テンプレート機能」、ダイレクトパワーON/OFF、オート垂直キーストン(台形歪み)補正などを搭載。

「CP-X4015WNJ」は明るさが4,000ルーメンのモデルで、「CP-X3015WNJ」は明るさが3,200ルーメンのモデル。表示方式が3LCD方式で、液晶パネルは0.63型×3枚、画素数は786,432画素(1,024×768ドット)、光源は215W。レンズは、マニュアルフォーカスの1.2倍マニュアルズームレンズを搭載する。

映像入力インタフェースはD-sub×2、コンポーネント×1、Sビデオ×1、コンポジットビデオ×1、映像出力インタフェースはD-sub×1。16Wモノラルスピーカーを搭載し、リモコンが付属。本体サイズはW317×D288×H98mm、重量は約3.6kg。

「CP-WX3015WNJ」は、明るさが3,000ルーメンのモデル。液晶パネルは0.59型×3枚、画素数は1,0204,000画素(1,280×800ドット)。そのほかの仕様はほぼ共通。