電子書籍リーダーKindleの日本語版対応端末の予約開始に続き、25日「Kindleストア」がオープンした。Amazon.co.jpによる電子書籍の販売――満を持して、というべきか、長らく噂されていた"黒船"がついに日本に接岸した形だ。オープン時点で日本語の書籍は5万冊以上。Kindle端末がユーザーの手元に届くのはまだ先だが、スマートフォン/タブレット用のKindleアプリを使って、これらを読むことができる。Kindleストアで買い物をし、iPadで読書をしてみた感想を述べてみよう。

Kindleストアから書籍をダウンロード

まずはKindleストアから書籍をダウンロードしてみよう。

Amazon.co.jpにオープンした「Kindleストア」

KindleアプリはiPhone/iPad/Android版が提供されている

始めにアプリ側を準備する。今回はiPad版を使用した。Kindleアプリは以前からApp Storeで提供されていたが、Amazon.co.jpのアカウントには非対応だったため、日本では使用できなかった。日本のKindleストアオープンに合わせてアプリもアップデートされ、Amazon.co.jpのアカウントでサインインできるようになった。

Amazonのアカウントでサインイン

開くと「Kindleへようこそ」が入っているが、中身はこんなに長くはない

アプリはビューア専用でKindleストアには接続していないため、書籍の購入にはブラウザからKindleストアを利用する形になる。従来と同様、各書籍のページで購入ボタンをクリックするのだが、決済に利用するカードが登録されているアカウントの場合、途中でカートの確認やセキュリティコードの入力などはなく、いきなり購入完了になるので要注意だ。

購入ボタンの下には「配信先」のプルダウンがあり、先にサインインした端末から書籍の配信先を選択することができる。試し読みしたい場合は、その下にある「今すぐ無料サンプルを送信」から利用できる。

ページのレイアウトは紙の本とほぼ同じ。説明やレビューは共通だ。「フォーマット」ではKindle版とコミック版新品/中古の価格を一覧できる

『1-Clickで今すぐ買う』ボタンをクリックして購入完了

Amazonアカウントサービスの「My Kindle」から端末や購入した書籍を確認できる