富士通、「LIFEBOOK AH」最上位モデルはA4ノートで世界最薄の20.8mmを実現

富士通は19日、個人向けPCの2012年冬モデルの1つとして、A4サイズのノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズの新モデルを発表した。上位2モデルは新デザインとなっており、とくに最上位モデルの「AH78/JA」は15.6インチサイズの光学ドライブ搭載A4ノートPCとしては世界最薄となる20.8mmの厚さを実現している。

LIFEBOOK AH78/JA

最上位モデルの「LIFEBOOK AH78/JA」は、店頭予想価格が20万円前後で、11月2日提供開始。カラーはシャイニーブラックのみ。

最新クアッドコアCPUのCore i7-3632QM(2.20GHz)を搭載。デザインも刷新されており、「クアッドコアCPU・15.6型ワイド液晶・光学ドライブ搭載で」という限定つきではあるものの、世界最薄となる20.8mmの薄型化を実現。世界最薄の比較基準はともかく、AVノートPCとしては間違いなく出色の薄さの筐体だ。ディスプレイはIPS液晶で、斜めから見ても美しい表示。タッチパッドも大型化してより使いやすくなっている。

マルチメディア機能としては、パイオニア製のボックススピーカーを搭載。振動板にHi-Fiスピーカーと同等の素材を使用し、パイオニアとの共同作業で独自チューニングを行なった高音質なものだ。また、シリーズで唯一搭載するテレビ機能は、3波対応で録画時間は長時間15倍録画に対応。Blu-ray Discドライブはスロットイン式となっており、メディアを挿入するだけでPCが起動する。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-3632QM(2.20GHz)、チップセットがMobile Inel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが約1TB SATA HDD、光学ドライブがスロットイン式BDXL対応Blu-ray Discドライブ、ディスプレイが15.6型ワイド フルフラットファインパネルIPS液晶(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 8 64bit版。

インタフェースは、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0＋HS、USB 3.0×3(うち1つは電源オフUSB接続用充電機能付き)、USB 2.0×2、HDMI出力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカード対応)、3波対応ハイビジョンテレビチューナー、約92万画素Webカメラなど。有線のレーザーマウスが標準で付属する。バッテリ駆動時間は約5.8時間。サイズ・重量は、W374.4×249.7×12.6～20.8mm、約2.2kg。

LIFEBOOK AH77/J

次位モデルの「LIFEBOOK AH77/J」も新デザインの筐体を採用。こちらの店頭予想価格は17万円強となる。カラーバリエーションは、シャイニーブラック、アーバンホワイト、ガーネットレッド、アクアブルーの4色。これまで中位モデルで設定されていた4色のカラーバリエーションが、今回は上位モデルで展開されたことになる。なおアーバンホワイトのみが11月2日の提供開始で、その他の3色は10月26日提供開始。

CPUやメモリ、ストレージや搭載スピーカーは「AH78/JA」と同等。ただしディスプレイの液晶パネルはIPSではなく、解像度も1,366×768ドットとなる。また、Blu-ray Discドライブもこちらはスロットイン方式にではなくトレイ式。また、テレビ機能は搭載されず、バッテリ駆動時間は約7.0時間だ。サイズ・重量は、W374.4×249.7×16.4～25.5mmで約2.4kgと、「AH78/JA」と同じ設置面積だが厚み・重さが少し増している。

LIFEBOOK AH56/J

スタンダードモデルの「AH56/J」は、店頭予想価格が15万円前後。カラーバリエーションはシャイニーブラック、アーバンホワイト、ガーネットレッドの3色。CPUアップグレードのほか、ディスプレイが高輝度タイプのものに変更されている。

主な仕様は、CPUがIntel Core i5-3210M(2.50GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphic 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが約750GB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応Blu-ray Discドライブ、ディスプレイが15.6型ワイド スーパーファイン液晶(1,366×768ドット)、OSがWindows 8 64bit版。

インタフェースは、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0＋HS、USB 3.0×3(うち1つは電源オフUSB接続用充電機能付き)、USB 2.0×1、D-Sub出力、HDMI出力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、ExpressCardスロット(ExpressCard/34対応)、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカード/メモリースティック対応)、約92万画素Webカメラなど。有線のレーザーマウスが標準で付属する。バッテリ駆動時間は約7.9時間。サイズ・重量は、W378×252×30.0～33.2mm、約2.4kg。

LIFEBOOK AH45/J

「AH45/J」は、エントリークラスのスリム機という位置付けになる。店頭予想価格は12万円強で、提供開始は10月26日。カラーバリエーションは従来からあるアルマイトブラックに加え、アルマイトホワイト、アルマイトレッドが選択できるようになった。また、Blu-ray DiscドライブがBDXL対応のものになっている。

主な仕様は、CPUがIntel Core i3-3110M(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphic 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 4GB(4GB×1、最大16GB)、ストレージが約750GB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応Blu-ray Discドライブ、ディスプレイが15.6型ワイド スーパーファイン液晶(1,366×768ドット)、OSがWindows 8 64bit版。

インタフェースは、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0＋HS、USB 3.0×1(電源オフUSB接続用充電機能付き)、USB 2.0×3、D-Sub出力、HDMI出力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカード/メモリースティック対応)、約100万画素Webカメラなど。バッテリ駆動時間は約6.9時間。サイズ・重量は、W376×250×20.2～21.7mm、約2.2kg。

LIFEBOOK AH42/J

ベーシックモデルの「AH42/J」は、店頭予想価格が10万円強で、提供開始は10月26日。カラーバリエーションはやはりシャイニーブラック、アーバンホワイト、ガーネットレッドの3色。

主な仕様は、CPUがPentium B980(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM70 Express、グラフィックスがIntel HD Graphic(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 4GB(4GB×1、最大16GB)、ストレージが約750GB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが15.6型ワイド スーパーファイン液晶(1,366×768ドット)、OSがWindows 8 64bit版。

インタフェースは、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0＋HS、USB 3.0×2、USB 2.0×2(うち1つは電源オフUSB接続用充電機能付き)、D-Sub出力、HDMI出力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、ExpressCardスロット(ExpressCard/34対応)、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカード/メモリースティック対応)、約92万画素Webカメラなど。バッテリ駆動時間は約3.2時間。サイズ・重量は、W378×252×30.0～33.2mm、約2.2kg。