エプソンは10月3日、3LCD方式のホームシアタープロジェクター「dreamio」シリーズとして、ハイクオリティーモデル「EH-TW8100W」、「EH-TW8100」、「EH-TW6100W」、「EH-TW6100」と、スタンダードモデル「EH-TW510」、「EH-TW510S」の全6モデルを発表した。10月17日より順次発売する。価格はオープン。

EH-TW8100W / EH-TW8100

「EH-TW8100W」

「EH-TW8100W」は、3LCD方式プロジェクターのハイエンドモデル。10月17日より発売し、推定市場価格は、32万円台後半。

画素数1,920×1,080ドットの液晶パネルを3枚搭載し、明るい3D映像を出力するパネル駆動技術「Bright 3D Drive」を採用。480Hz駆動にあわせた光学エンジンの最適化と230W「E-TORLランプ」で、3D映像視聴時の輝度低下の要因となるブラックアウトタイムを短縮。明るく臨場感のある大画面3D表示を可能にした。また、「C2 FINEパネル」とパネルを通過する偏光を制御し、黒浮きの少ない漆黒表現が可能な「DEEPBLACK」技術を搭載する。

画質劣化の少ない光学レンズシフトを採用。可動範囲は上下96%/左右47%。レンズは、2.1倍マニュアルズームフォーカスレンズで、焦点距離は22.5~42.7mm、明るさはF2.0~3.17。前面吸排気システムにより、プロジェクターの左右や後方にスペースを必要としないため設置の自由度が高い。投写距離は100型画面で最短約3m(最長約6.3m)。投写サイズ(対角)は、30~300型。

Bluetoothによる3D同期信号方式を採用した3Dメガネを同梱。3D映像の明るさが従来比で最大15%向上している。3D同期信号を送る3Dエミッターは本体に内蔵。映像信号を劣化させることなくワイヤレスで映像を再生できる「Wireless HDトランスミッター」も標準で同梱。5系統のHDMI入力端子を備え、1系統のHDMIバススルー出力を搭載。なお、3Dメガネの充電は、この「Wireless HDトランスミッター」のUSB端子を使用して行う。

主な仕様は、液晶パネルサイズ(対角)が、0.74型ワイド、アスペクト比は16:9、有効光束(白の明るさ)/カラー光束(カラーの明るさ)は、ともに2,400ルーメン、コントラスト比は32,000:1、色再現性はフル10bitカラープロセッシング(一部12bit処理)。ビデオ信号解像度は、60Hzの480i/480p/720p/1080i/1080p、24Hzの1,080pなど(デジタル入力時)。RGB信号解像度は、SXGA/WXGA/XGA/SVGA/VGA(アナログ入力時)。

3D機能は、フレームパッキング/サイドバイサイド/トップアンドボトムに対応。映像入力インタフェースはHDMI×2系統、D-Sub×1系統、コンポーネント×1系統、コンポジットビデオ×1系統、リモコンが付属。本体サイズは、W466×D395×H140mm、重量は8.6kg。

「EH-TW8100」は、「Wireless HDトランスミッター」が同梱されていないモデル。10月17日より発売し、推定市場価格は、29万円台後半。基本仕様はほぼ共通で、3Dメガネの充電方式が、USB充電AC電源アダプターを使用するようになっている。重量は8.4kg。

EH-TW6100W / EH-TW6100

「EH-TW6100W」

「EH-TW6100W」は、「EH-TW8100W」の下位モデル。11月30日に発売し、推定市場価格は22万円台後半。

「EH-TW8100W」との違いは、「C2 FINEパネル」と「DEEPBLACK」技術が採用されていないこと。超解像技術と「2D-3D変換機能」を搭載し、斜め横からでも投写が可能な「ピタッと補正」機能を搭載。ヨコ台形歪み補正とタテ自動台形歪み補正が可能で、「ヨコ補正スライダー」によりレバーをスライドさせるだけの簡単操作で台形補正が行える。

主な仕様は、液晶パネルサイズ(対角)が、0.61型ワイド、アスペクト比は16:9、有効光束(白の明るさ)/カラー光束(カラーの明るさ)は、ともに2,300lm(ルーメン)、コントラスト比は40,000:1、色再現性はフル10bitカラープロセッシング。

10W+10Wのステレオスピーカーを内蔵するほか、USBストレージ用端子を1ポート、音声入力インタフェースにRCA(L/R)を1基搭載する。本体サイズは、W420×D365×H137.3mm、重量は約6.2kg。

「EH-TW6100」は、「WirelessHDトランスミッター」が同梱されていないモデル。11月30日より発売し、推定市場価格は、19万円台後半。基本仕様は「EH-TW6100W」とほぼ共通で、3Dメガネの充電方式が、USB充電AC電源アダプターを使用するようになっている。重量は6.0kg。

EH-TW510 / EH-TW510S

「EH-TW510」

「EH-TW510」は、液晶プロジェクターのスタンダードモデル。3Dメガネはオプションとなる。11月30日に発売し、推定市場価格は9万円台中盤。

画素数1,280×800ドットの液晶パネルを3枚搭載し、投射レンズは1.2倍マニュアルズームフォーカスレンズ、焦点距離は16.9~20.28mmで、明るさはF1.58~1.72。投写サイズ(対角)は、33~318型。

斜め横からでも投写が可能な「ピタッと補正」機能を搭載。「ヨコ補正スライダー」により、レバーをスライドさせるだけの簡単な操作で、台形補正が行える。カラーモードは、「ダイナミック」「リビング」「シネマ」「ゲーム」「3Dシネマ」「3Dダイナミック」の6種類を用意。3D機能は、フレームパッキング/サイドバイサイド/トップアンドボトムに対応する。

主な仕様は、液晶パネルサイズ(対角)が、0.59型ワイド、アスペクト比は16:10、有効光束(白の明るさ)/カラー光束(カラーの明るさ)は、ともに2,700ルーメン、コントラスト比は4,500:1、色再現性は8bitカラープロセッシング。ビデオ信号解像度は、60Hzの480i/480p/720p/1080i/1080p、24Hzの1,080pなど(デジタル入力時)。RGB信号解像度は、UXGA/SXGA+/SXGA/WXGA+/WXGA/XGA/SVGA/VGA(アナログ入力時)。

2Wのスピーカーを内蔵し、リモコンが付属。制御入力用とUSBストレージ用に、それぞれUSB×1ポートを搭載。映像入力インタフェースはHDMI×1系統、D-sub×1系統、Sビデオ×1系統、コンポジットビデオ×1系統、音声入力インタフェースはRCA(L/R)を2基搭載する。本体サイズは、W325×D243×H77mm、重量は約2.7kg。

「EH-TW510S」は、「EH-TW510」に80型ワイドスクリーン「EH-TW510S」を同梱したモデル。11月30日より発売し、推定市場価格は、9万円台後半。

「EH-TW510S」は、スクリーン色がホワイトでアスペクト比は16:9。設置時の高さは最大1,840mm、床面より白面下端は300~800mmで調整可能。本体サイズは、W1,831×D380×H1,066mm、重量は約3.3kg(スクリーン部約1.9kg)。

プロジェクター体感イベントとして、東京スカイツリーで体感イベントを実施する。開催日時は2012年11月23日(金)~11月29日(木)までで、場所は東京スカイツリー イーストタワー5階「スペース634」。入場は無料。展示内容は、3D対応ホームプロジェクター新商品体感コーナーなど。