NTTレゾナントとfoo.logは8月29日、撮影した料理の写真から自動的に食事のカロリー値を算出するスマホ向けアプリ「健康増進アシストサービス」のサービス名を「gooからだログ ヘルスアシスト」に変更し、ダイエット&健康管理サービス「gooからだログ」で提供すると発表した。iPhone版はApp Storeから、Android版はGoogle Playから無料でダウンロードできる。

gooからだログ ヘルスアシストは、食事の際にスマートフォンなどで料理の写真を撮影するだけで、自動的に摂取カロリーを算出・記録してくれるアプリ。自動算出したカロリーや身長・体重、行動履歴をもとに健康に関する提案を行うコンシェルジュ機能なども搭載されている。

アプリ利用画面イメージ

写真をもとにカロリーの自動算出を行うシステムは、東京大学情報学環・情報理工学系研究科相澤研究室で開発されたもの。同システムは、独立行政法人科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業(CREST)における研究領域「共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築」の研究課題 「"食"に関わるライフログ共有技術基盤」として支援を受け、研究開発されたという。

gooからだログ ヘルスアシストの前身アプリとなる「健康増進アシストサービス」は、2011年2月から実証実験が行われている。これまでに約12万人が利用し、約60万枚の食事写真がアップされ、実証実験ではサービス継続利用者(5回以上体重の記録を行ったユーザー)の66.2%がダイエットに成功しているという検証結果も得られたとのこと。

体重の記録回数とダイエット成功率の関係(発表資料より)

同サービスは今後、gooからだログ ヘルスアシストとして引き続き提供され、摂取カロリーや消費カロリーなどの記録データは、gooからだログにおけるその他の記録項目とあわせて簡単に管理できる。