チルト&スイーベル機能を搭載し、前方4度、後方21度まで傾けることができる。スイーベルは左右45度まで調整可能だ。高さの調整は、最も高くした場合と低くした場合で115mm差がある。

チルトは前4度、後ろ21度の範囲で調整可能

左右45度まで首ふりも可能

チルト&スイーベルや高さ調整は非常に軽くスムーズに行える。例えば、高さ調整をするときは本来、スタンド部、あるいはディスプレイの下端を持ち上げるようにするのが正しいのだろうが、上端を片手でつかんで引き上げても十分調整ができてしまう。角度も高さも中途半端な位置で止めてもきちんと止まっていてくれる。大型ディスプレイらしからぬ「軽さ」に驚く。

ピボット機能を搭載しており、画面を時計回りに90度回転させた縦長の状態で利用することができる。この操作も実に「軽い」タッチで、力を入れずに行える。

回転中の中途半端な角度での固定もできる

ピボットにも対応。縦表示での利用も可能だ

もともとの解像度が高いため、横置きの状態でも十分作業スペースは確保できるが、縦長のWebサイトや長めのテキストファイルを一気に表示できるメリットは意外に大きい。予算が許せば、縦置きで複数枚並べて作業効率を大きく向上させることもできるだろう。

一方で、単純に縦長コンテンツを閲覧するだけではなく、デジタルサイネージ的な用途にも向いていると感じる。例えば、企業の受け付けやホールでの情報表示、展示会でのPR用の表示ディスプレイとしても活用できるのではないか。

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