そのほかの主な機能と操作性は、従来機J1のものをそのまま継承している。電源を入れると約1秒で液晶モニターが表示され、撮影スタンバイの状態になる。AFは、位相差AFとコントラストAFの2方式を併用する「アドバンストハイブリッドAFシステム」に対応。通常は、撮像素子内に組み込まれた位相差AF方式のセンサーによって高速にピントが合い、薄暗いシーンなどでは自動的にコントラストAFに切り替わる仕組みだ。

AFエリアは、オートエリア、シングルポイント、ターゲット追尾の3モードに対応する

シングルポイントを選んだ場合は、画面内の好きな位置にAFエリアを移動できる

ユニークな撮影機能としては「モーションスナップショット」と「スマートフォトセレクター」の2つを従来機から受け継いでいる。モーションスナップショットは、シャッターボタンを押した瞬間に、通常の静止画に加えて、その前後の約1秒の動画を併せて記録する機能。再生時には、カメラ内に組み込まれたBGMを流しながら、2.5倍の時間に引き延ばされたスローモーションの映像を楽しむことができる。

モーションスナップショットでは再生時のBGMを4つのテーマから選べる

モーションスナップショットで撮影した静止画その1 (オリジナル画像を見る:3,840×2,160ドット)。同時記録の動画は、下の「モーションスナップショットで撮影した動画その1」

モーションスナップショットで撮影した静止画その2 (オリジナル画像を見る:3,840×2,160ドット)。同時記録の動画は、下の「モーションスナップショットで撮影した動画その2」

動画
「モーションスナップショットで撮影した動画その1」(再生時間約2秒、ファイルサイズ7.23MB)
動画
「モーションスナップショットで撮影した動画その2」(再生時間約2秒、ファイルサイズ6.67MB)

一方、スマートフォトセレクターは、シャッターボタンを押すと自動的に20コマの高速連写が行われ、その20コマの中からカメラが最適だと判断した画像5コマが自動的に記録される機能だ。シャッターを押すだけで、手ブレや被写体ブレ、人物のまばたきといった撮影ミスを最小限に防ぐことができる。

さらに、1秒間に最高約60コマの高速連写や、1,920×1,080ドットのフルHD動画、スローモーション動画なども搭載している。

連写の設定画面では、単写、連写(秒間5コマ)、エレクトロニック(秒間10~60コマの高速連写)を選べる

撮影メニューでは、アクティブD-ライティングや、インターバル撮影、顔認識AFなどの機能を選べる